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プレイバック2022 ── 今年の「みちびき」を振り返る

2022年12月28日

2022年もあと数日で終わろうとしています。今年1年間にみちびきウェブサイトで更新した記事を振り返りながら、準天頂衛星みちびきを中心にした2022年の動向をプレイバックします。

▽みちびき初号機後継機の運用開始

「みちびき初号機後継機」運用開始式典

2021年秋に種子島宇宙センターから打ち上げ後、試験等の準備作業を実施していたみちびき初号機後継機の運用が2022年3月24日、正式に開始されました。同じ日に都内で運用開始式典も開催されました。

▽MADOCA-PPPの試行運用開始

MADOCA-PPP

2022年9月30日、新しい測位補強サービスであるMADOCA-PPP(高精度測位補強サービス)の試行運用を開始しました。国内外のGNSS監視局網の観測データに基づき測位衛星に起因する誤差を計算し、みちびきのL6信号により補正データを送信するサービスで、アジア・オセアニア地域でも利用可能です。

▽小型で安価なCLAS対応受信機

CLAS対応受信機

2022年は、みちびきのCLAS(センチメータ級測位補強サービス)に対応した安価な受信モジュールが各社から発売されました。新製品を発売した各社への取材記事を紹介します。

▽CLAS対応受信機搭載ドローンの登場

CLAS対応ドローン

小型で安価なCLAS対応受信機が続々と発売されたことで、そのCLAS対応受信機を活用したドローンも販売されました。6月に千葉県の幕張メッセで開催された展示会「Japan Drone 2022」にも多数の来場者が訪れました。

▽みちびきを利用した実証事業

みちびきを利用した実証事業

内閣府及び準天頂衛星システムサービス株式会社は毎年、みちびきの利用が期待される新たなサービスや技術の実用化に向けた実証事業を国内外で実施する企業等を募集し、優秀な提案に実証事業の支援を行っています。今年は、2021年度に実施した実証事業の成果を詳しく掲載しました。

▽各分野で進む「みちびき」の利活用

みちびきの利活用

今年も、みちびきが提供する高精度の位置情報を使った農業、自動車、物流、船舶、建設、防災など幅広い分野での利用が進みました。みちびきサイトでも、水道メーターナビシステム、CLASを活用した最新除雪車、農業への活用などの事例を紹介しました。

<LBS(位置情報サービス)>

<除雪>

<農業>

<スポーツ>

▽衛星安否確認サービス「Q-ANPI」

矢掛町でのQ-ANPI通信端末操作訓練

みちびきの衛星安否確認サービス「Q-ANPI」の実証・調査に参加している岡山県矢掛町が2022年8月に行ったQ-ANPIを使った通信端末の操作訓練を取材しました。

▽イベントや展示会に積極的に参加

SATEX展示会

スタートアップ企業がピッチ登壇やブース展示などを通じて大手企業との商談を進める「第10回イノベーションリーダーズサミット」(11月29日~12月2日、虎ノ門ヒルズ)に、内閣府がアドバイザリーボードとして初めて参加しました。また、「ロボテスEXPO 2022 ドローン・ロボット実演展示会」(9月15・16日、福島ロボットテストフィールド)で、展示ブース出展やみちびき対応ドローン・UGV(無人地上車両)のデモンストレーション実施、講演会開催などを行ったほか、「衛星測位・位置情報展(SATEX)」(2月2~4日・9月28~30日、東京ビッグサイト)、「Japan Drone 2022」(6月21~23日、幕張メッセ)、「G空間EXPO 2022」(2022年12月6・7日、東京都立産業貿易センター浜松町館)にも出展しました。

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2013年9月に開設したみちびきウェブサイトは、来年2023年が10年の節目の年となります。今後もより使いやすいウェブサイトを目指し、内容の充実を図ると共に、最新の情報を発信してまいりますので、引き続き当サイトをよろしくお願いいたします。

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