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総務省が12月17日、G空間情報とLアラート連携事業の成果報告会

2015年12月03日

総務省は、安全で災害に強い社会を実現するため、「G空間防災システムとLアラートの連携推進事業」を今年春から実施しています。

「G空間防災システム」は、準天頂衛星「みちびき」などを活用して構築される、広域災害や大規模な災害を想定した防災システム。また、「Lアラート(災害情報共有システム)」は、自治体等が発する地域(ローカル)の災害情報を集約し、テレビやインターネット等の多様なメディアを通して一括配信する共通基盤になります。

Lアラート(災害情報共有システム)の概要図

※Lアラートは「公共情報コモンズ」として2011年6月13日より24時間365日の運用を開始しています。

連携推進事業では、今年6月に提案26件から委託先10件を選定しました。内訳は「Lアラートの機能向上」関連では、株式会社テレビ埼玉、日本電気株式会社、奈良県立医科大学、株式会社KCS九州支社の4件、「Lアラート活用のための防災業務支援システム開発」関連では、東北大学災害科学国際研究所、徳島県、北九州市、九州大学、立命館大学の5件、「防災クラウド情報システム」関連では株式会社NTTデータ経営研究所となっています。

このうち、衛星測位との関連では「防災業務支援システム開発」において、リアルタイム津波予測システムと連携する「津波Lアラート」(東北大学)や、被害シミュレーションとデジタル道路地図の融合(徳島県)などがあります。

来たる12月17日、この実証プロジェクトの「成果報告会」が東京・丸の内で実施されます。これら実証団体が一同に会し、実証実験の報告と関係者間の意見交換を通じ、成果の他地域への普及展開を図る目的で開催されるものです。参加希望の方は下記の案内ページで詳細をご確認の上、12月10日(木)17時までにEメールにてお申し込みください。

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※ヘッダの画像は、イメージです。

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