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ナレッジスイートが位置情報と連動したビジネス・チャットアプリ

2016年07月27日

衛星測位による位置情報を活用したスマートフォンアプリは、個人の一般ユーザー向けだけでなく、ビジネス用途にも活用されています。外出してスマートフォンを持つ社員の位置をその管理者が把握することで、セキュア(ネットワーク・セキュリティ上、安全)なコミュニケーションを実現でき、営業活動を始め、保守・管理・調査などさまざまな業務を効率的に行えます。
グループウェアを使った営業支援システムを開発するナレッジスイート株式会社は2016年7月15日、衛星測位で取得した位置情報と連動したビジネス・チャットアプリ「DiSCUS(ディスカス)」の提供を近日中に開始すると発表しました。

外出した社員の位置情報を地図上で追跡

PC画面例

DiSCUSのPC画面イメージ

DiSCUSは、スマートフォンに内蔵されたGPSで取得した位置情報と、ビジネス向けチャットサービスを組み合わせたiOS/Androidアプリです。管理者は、PCやスマートフォンから管理画面を通じて全ユーザーの状態を管理できます。アプリにはユーザーの位置情報を追跡する機能が搭載されており、地図上で居場所を確認できます。追跡時間の間隔は、バッテリーの消費状況や利用ニーズに合わせて5分/10分/15分/20分/30分/45分/60分と7段階から設定できます。

ビジネスとプライベートを切り分けるため、GPS位置情報の追跡機能を利用する際は、業務時間外となる時間を指定して強制的にログアウトを実行し、位置情報の取得を終了させることができます。また、紛失や盗難など不測の事態が起きた場合に強制的に利用停止する機能や、端末の紛失場所や盗難場所を特定する機能も搭載しています。位置情報や画像/動画/音声/テキストのログデータを蓄積・エクスポートすることもできます。

現在地や待合せの位置情報を仲間に伝達

スマホ画面例

スマートフォンで見た画面イメージ

管理者は中央集中型に、ユーザー指示をPCよりチャットを通じてコミュニケーションを行えます。スマートデバイスの利用に不慣れなユーザー向けに、オリジナルのスタンプを自由に設定することも可能で、入力に不慣れなユーザーはスタンプのみでコミュニケーションが可能です。個人向けチャットアプリのように、ユーザーデバイスに情報を蓄積することなく、サーバからその都度、データを読み込むため、端末に重要な情報を蓄積することなく、情報漏えいのリスクを軽減できます。

ユーザー側も、テキストメッセージ/写真/動画/音声/オリジナルスタンプでチャットコミュニケーションをでき、位置情報を活用して、現在地や待ち合わせ場所を仲間に伝えることができます。メッセージはプッシュ通知され、プッシュ通知された内容もセキュアな状態を維持するため、本文は表示されません。このほか、ユーザーは自由にグループを作成できるほか、メッセージの未読/既読の確認や顔写真の登録機能なども使えます。

チャットの延長上にあるアプリとして開発

個人アカウントで利用している無料チャットアプリを業務に利用する場合、グループが増えると未読件数が増加して、重要なビジネスメッセージが埋もれることが課題となります。また、送る相手の名前の重複やハンドルネーム変更による名前の選択ミスや操作ミスなどで他人への誤送信を引き起こす可能性があります。見知らぬ人と容易に繋がってしまうソーシャル機能は、アカウントが乗っ取られる危険もあります。

DiSCUSはPC主体のサービスではなく、ふだん使いのチャットコミュニケーションの延長線上にあるアプリとして、スマートデバイスでの利用を前提に、移動中でもセキュアなチャットコミュニケーションが可能なサービスとして開発されました。パブリッククラウド、プライベートクラウド、レンタルなどさままざまな環境で運用できます。

参照サイト

※ヘッダは、イメージ画像です。本文画像提供:ナレッジスイート株式会社

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