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インドがPSLVロケットによるIRNSS-1H衛星の打ち上げに失敗

2017年09月11日

インド宇宙研究機関ISRO(Indian Space Research Organisation)は、インドのサティシュ・ダワン宇宙センターで8月31日に行われたPSLV-C39ロケットによる測位衛星「IRNSS-1H」の打ち上げが不成功に終わったと発表しました。

IRNSS-1Hは、2016年に7機体制が整いIRNSSから改称したインドの衛星測位システム「NavIC」を構成する衛星として8機目となるものでした。2013年に打ち上げられた測位衛星IRNSS-1Aの原子時計が故障したため、その代替機として打ち上げられました。また、打ち上げロケットのPSLV-C39は、1994年の運用開始から連続して打ち上げ成功が続いていたPSLVシリーズとして41機目のロケットでした。

発表によれば発射台からの離床は現地時間の同日19時(日本時間22時半)に予定通り行われたものの、衛星を保護するフェアリングの開頭が行われず、衛星分離もフェアリング内部で行われたとのことです。ISROでは現在、分離不具合の原因究明のための調査を進めています。

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※ヘッダ画像は、打ち上げが行われたインドのサティシュ・ダワン宇宙センターの地図位置

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