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パイオニアとHEREが自動運転向け地図で基本契約を締結

2017年07月06日

オランダに本社を置く地図及び位置情報サービス提供会社のHEREと、カーエレクトロニクス事業をグローバル展開するパイオニア株式会社の100%子会社として地図事業を担うインクリメントP株式会社は、自動運転時代に向けグローバルな地図ソリューションの実現を目的とした基本契約を締結しました。
両社は2017年2月に自動運転時代を見据えたグローバルな地図ソリューション及び次世代位置情報サービスの提携に合意しており、今回の基本契約はその取り組みの一つとして「グローバルな標準地図サービス」と「自動運転をサポートする高精度地図サービス」における協業を行うものです。

Webキャプチャ

2017年下期からグローバル地図データを提供

グローバルな標準地図サービスでは、各々が保有する標準地図データを既存及び将来の製品やサービスに相互利用し、2017年下期からグローバル地図データの提供を開始します。HEREにとっては、インクリメントPが持つ日本の地図を、グローバルにビジネス展開する顧客向けに「グローバル地図サービス」として提供できるようになります。パイオニアは、自社の海外向け製品やサービスにHEREの地図データを活用できます。今後、両社は共通フォーマットなどの一貫性あるグローバル地図データの供給も検討します。
また、自動運転向けのグローバル高精度地図サービスの共用化に向け、評価を開始します。今後は自動運転車両メーカーに対し、グローバルで一貫性ある高精度地図データを提供することを目指します。
さらに、日本において両社は、ダイナミックマップ基盤企画株式会社の活動と連携していきます。ダイナミックマップ基盤企画は高精度3D地図の「衛星測位、計測、図化、統合」における仕様策定と評価を行い、自動運転向けの高精度地図の基盤を提供します。インクリメントPはダイナミックマップ基盤企画の出資者の一つであり、HEREも同社と高精度地図制作における協業に向けての議論を開始しています。

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※ヘッダの画像はイメージです。

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