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パイオニア、プローブカーが収集した通行実績データを提供開始

2016年11月26日

測位機能と通信機能を併せ持つ車載端末から収集したプローブ情報(自動車が走行した位置や車速などから生成される道路交通情報)を活用するサービスの一つとして、パイオニア株式会社はこのほど、車両通行実績データの提供を開始しました。

サンプル画像

東京近辺の通行実績データ

全国の道路の1時間ごとの通行実績データ

2016年4月の熊本地震の際にも自動車メーカーや業界団体が、道路地図に重ねる形で車両の通行実績情報を提供して物資輸送など救援活動に役立てましたが、今回パイオニアが提供するのは、日本全国の道路の1時間ごとの通行実績データです。交通規制や渋滞状況を表示する地図サービスに重ねる形で利用が可能で、防災・減災や復旧・復興の目的ならば、災害時・平常時を問わず利用できます。
データは、一般社団法人社会基盤情報流通推進協議会が運営するG空間情報センターのほか、国際航業株式会社やNTT空間情報株式会社などからの提供が予定され、費用は年額50,000円です。

活用イメージ

災害時の活用イメージ

事故リスクを予測して運転者に注意を促す

IoTデバイスのイメージ

常時通信型のIoTデバイス

同社はこのほか、GNSSとLTE通信機能を併せ持つ常時通信型IoTデバイスを使い、プローブ情報と連動させることで事故リスクを予測して運転者に注意を促す予防安全のシステム「Intelligent Pilot」も手がけています。
このシステムは、2017年春から東京海上日動火災保険株式会社の個人向け自動車保険「ドライブエージェント パーソナル」に提供される予定です。

表示イメージ

インテリジェントセーフティガイド

活用イメージ

既販売車に搭載可能な先進運転支援システム「Intelligent Pilot」

参照サイト

※ヘッダの画像は、イメージです。本文画像提供:パイオニア株式会社

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