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コマツ、ICT建機に「i-Construction」対応のソリューションサービスを提供

2016年04月07日

建設機械大手のコマツ(株式会社小松製作所)は、4月より「i-Construction」対応のソリューションサービス契約とともに、同社のICT(Information and Communication Technology)建機6機種の国内販売を開始しました。

コマツ「スマートコンストラクション」のウェブサイト画面

コマツ「スマートコンストラクション」のウェブサイトより

ブルドーザーと油圧ショベル、計6機種のICT建機

新たに販売を開始したICT建機はブルドーザー5機種と油圧ショベル1機種で、特に油圧ショベルは、GNSS受信機(GPS+GLONASS)で取得したバケット刃先の位置情報を施工設計データと照合しながら制御する、世界初(コマツ調べ)のマシンコントロール技術を搭載しています。

「D61PXi-23」(左)と「PC200i-10」(右)

新しく発売されたICTブルドーザー(D61PXi-23)とICT油圧ショベル(PC200i-10)

国交省の「i-Construction」に対応した新サービス

また、今回提供されるソリューションサービス「スマートコンストラクションサポート契約」には以下の内容が含まれており、建設分野でのICT活用を推進する国土交通省の「i-Construction」にも対応したものとなっています。

・基本サービス
1)施工現場の全エリアを3次元データで完全掌握することができるクラウド型プラットフォーム「KomConnect」の利用
2)ICT施工を遠隔サポートするスマートコンストラクションサポートセンタの利用
3)高精度施工のためのGNSS補正情報配信サービス
4)通信料
5)ICT建機本体ソフトウェア保守

・オプションサービス
6)ドローン測量(起工測量、完工測量)
7)3次元データ作成(ICT建機の刃先を制御するためのデータ)
8)ローカライゼーション(現場座標にGNSS測位座標をひもづけるGNSS測量作業)

コマツ「スマートコンストラクション」の動画より

同社は、国内市場でICT建機を2013年9月からレンタルで順次導入し、2015年2月からソリューションサービスの提供を開始しており、これらのICT建機開発の業績に対して2015年度の日本機械学会賞(技術)が与えられています。

※画像提供:株式会社 小松製作所

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