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MASA「ザ・ゴルフウォッチA1-II」がみちびきの災危通報に対応

2021年04月26日

株式会社MASAは、同社の腕時計型ゴルフナビ「グリーンオン」シリーズの「ザ・ゴルフウォッチA1-II」において、みちびきの災害・危機管理通報サービス「災危通報」が受信可能となったと発表しました。ザ・ゴルフウォッチシリーズは、2019年11月にウェアラブル機器として初めて、L1S信号を使ったみちびきのサブメータ級測位補強サービス(SLAS)に対応しました。同様のL1S信号による今回の災危通報への対応も、ウェアラブル機器として世界初となります。

ザ・ゴルフウォッチA1-II

ザ・ゴルフウォッチA1-II

緊急地震速報と津波の通報を受信

受信するサービスは最優先度となる「緊急地震速報」と「津波」の通報で、災害対象地域を含む、日本全国を11区分したエリアに対して警報を報知します。ユーザーが「ザ・ゴルフウォッチ A1-II」を装着している時に災危通報を受信すると、アラーム音と共に緊急地震速報や津波警報の内容がディスプレイ上に表示されます。ボタン操作でアラーム音を停止させると、災危通報のメッセージ内容の詳細を確認できます。

警報画面

災危通報の受信時に表示される警報画面

株式会社MASAの新田茂男氏(技術開発担当)は、今回みちびきの災危通報に対応したことによるメリットを次のように説明します。
「ほとんどのプレイヤーは、ゴルフのプレイ中、スマートフォンや携帯電話を持ち歩きません。ゴルフカートに置くか、ゴルフバッグの中に入れてしまい、万一、災危通報がスマートフォンや携帯に届いても気がつかないのです。その点、プレイ中に常に装着しているゴルフウォッチなら、アラーム音と警報画面で災危通報を即時に確認できます」

新田氏によれば、今回、災危通報の受信機能を実装するに当たっては、「緊急地震速報」と「津波」の最優先度の通報を平常時に受信することが難しく、これらの通報を疑似出力するシミュレーターを製作して動作確認を行い、試験配信時に問題なく動作することを確認したそうです。

今後発売する新機種も災危通報に対応へ

災危通報に対応したファームウェアは今年4月1日の出荷分から製品に搭載されており、すでに販売済みの製品に対しては、対応するファームウェアを無償で提供しています。
同社は、新機種「ザ・ゴルフウォッチZEAL」を始め、今後発売する腕時計型ゴルフナビは、基本的に災危通報へ対応させていく方針としています。

(取材/文:片岡義明・フリーランスライター)

参照サイト

※ヘッダの画像はイメージです。本文画像提供:株式会社MASA

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