コンテンツです

コロラド州が7月17日を「GPSの日」に認定

2015年07月24日

米国・コロラド州にある米空軍スペースコマンド(AFSPC)は、GPSが1995年のシステム完全運用開始から2015年7月17日で20周年を迎えたことを発表しました。この20年間、GPSは米国によって運用される衛星測位システムとして軍事的な側面でも、市民の日常生活における側面でも大きく活用されてきました。これを記念してコロラド州では7月17日を「GPSの日」として認定しました。
1970年代に軍事用として開発が始まったGPSは、1978年2月に最初の衛星ナブスター1が打ち上げられました。第1世代の11機(うち1機失敗)に続き、1989年以降はブロックIIと呼ばれる第2世代の衛星打ち上げが始まり、1995年7月17日から完全運用されるようになりました。

「1995年からGPSは信頼のおける、かつ正確な位置情報及び時間信号を提供して全地球のナビゲーションの基準となった」と米空軍スペースコマンドの司令官であるジョン・E・ハイテン将軍は語ります。GPSの主管制局はコロラドスプリングス市の近くにあるシェリーバー空軍基地に置かれ、衛星システムの運用・管理は米空軍スペースコマンドが行っています。

コロラド州のジョン・ヒッケンルーパー知事は、「GPSという革命を全地球の市民に利用してもらうため、一翼を担った航空宇宙産業の全協力者を祝福したい。コロラドで"GPSの日"を宣言することは、私たちの州が行ってきた人工衛星や地理空間テクノロジーにおける分野での働きに輝かしい評価を与えるのに適切な機会である」と語りました。

関連情報

※ヘッダの画像はイメージです。

関連記事