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いすゞと日野、自動運転による隊列走行技術の共同開発に合意

2016年06月03日

2016年5月27日、いすゞ自動車株式会社と日野自動車株式会社は、高度運転支援に関わるITS(Intelligent Transport Systems:高度道路交通システム)技術について、共同開発に合意しました。具体的には、自動運転システムの実用化に向けてのベース技術となる路車間・車車間通信システムや、自動操舵・隊列走行などの高度運転支援技術に共同で取り組むことにより、開発の効率化を目指すものです。
自動運転システムには、交通事故の削減や道路交通の円滑化、省エネルギーの推進などさまざまな側面で効果が期待されています。また、大型車の隊列走行は、国交省と経産省が共同で設置した「自動走行ビジネス検討会」が3月に発表した「今後の取組方針」でも大きくページを割いている注目の分野です。

実験風景

大型トラック4台による隊列走行実験風景(出典:NEDOのニュースリリースより)

隊列走行の技術開発については、2008~12年度にかけ、NEDO(国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構)が「エネルギーITS推進事業」として産学の参加を得て取り組み、時速80km・車間4mの隊列走行の実現など、一定の成果を上げています。
自動運転システムの中で衛星測位技術は、車両の位置を知るだけでなく高精度地図の作成においても不可欠の技術です。大型車の隊列走行の実現は、そうした技術の貢献を感じられる、代表的なアプリケーションの1つとなることでしょう。

参照サイト

※ヘッダの画像は、イメージです。本文画像提供:国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)

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