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GSA、オランダにガリレオ・リファレンスセンター設置へ

2016年06月08日

ヨーロッパの衛星測位システム「Galileo」の利用推進を行うEU(European Union、欧州連合)の専門機関、GSA(European GNSS Agency、欧州全地球航法衛星システム監督庁)は5月31日、Galileo衛星のモニタリングを行う「ガリレオ・リファレンスセンター(Galileo Reference Centre)」をオランダ西部にある南ホラント州ノールトウェイク(Noordwijk)に設置すると発表しました。
その日、オランダのハーグで開催中だった第4回 欧州宇宙ソリューション会議(European Space Solutions conference)の席上、欧州議会とオランダの高官が列席し、調印式が行われました。

調印式の様子を伝えるEuropean GNSS Agency(GSA)のウェブサイト

衛星のパフォーマンスを評価・分析する役割

30機体制での運用を目指す測位衛星システム「Galileo」は、ちょうど一週間前の5月24日に13号機と14号機の衛星2機が同時に打ち上げられたばかり。今年11月には、さらに4機がアリアン5ESロケットで打ち上げられる予定になっています。
ガリレオ・リファレンスセンターの主要設備は来年(2017年)運用可能となる予定で、今後開始されるGalileoの初期サービスにおいて各衛星のパフォーマンスを評価・分析する役割を担うことになり、大きな期待が寄せられています。

※ヘッダの画像は、ESA(欧州宇宙機関)が作成したGalileo衛星のCG(©ESA–Pierre Carril, 2015)

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