コンテンツです

GAGANを構成するインドの衛星「GSAT-15」を打ち上げ

2015年11月26日
アリアンロケットによる「GSAT-15」の打ち上げ

画像:2015 ESA-CNES-ARIANESPACE/Optique video du CSG – P BAUDON

打ち上げ事業を専門に行う欧州のアリアンスペース社(Arianespace)は現地時間11月10日18時34分(日本時間11月11日6時34分)、仏領ギアナ(南米大陸北部)にあるギアナ宇宙センターからアリアン5型ロケットを使って、GSAT-15とArabsat-6Bという2機の静止衛星打ち上げに成功しました。

このうちインド宇宙研究機関ISRO(Indian Space Research Organisation)の「GSAT-15」は、Kuバンドのトランスポンダ(Transponder、中継器)24基を使う通信衛星としての機能に加え、衛星測位の補強信号を送信することで、インド政府が運用する「GAGAN」(GPS Aided GEO Augmented Navigation、静止衛星型 衛星航法補強システム)の一部を構成し、地域一帯の衛星測位の精度向上に貢献します。

ちなみに「GAGAN」はサンスクリット語で「空」を意味する言葉であり、GSAT-15はインド南東のインド洋上、東経93.5度の静止軌道に投入されました。

関連記事