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CEATEC JAPAN 2017で衛星測位の展示

2017年10月08日

10月3~6日の4日間、千葉・幕張メッセでアジア最大級の最先端IT・エレクトロニクス総合展「CEATEC JAPAN 2017」が開催されました。ここに出展された衛星測位に関連する展示を紹介します。

みちびき対応多周波マルチGNSS受信機に総務大臣賞

── マゼランシステムズジャパン株式会社

みちびきのL6信号にも対応した、マゼランシステムズジャパン株式会社の「次世代準天頂衛星対応多周波マルチGNSS高精度受信機開発」が、CEATEC AWARD 2017で総務大臣賞に輝きました。

次世代準天頂衛星対応多周波マルチGNSS高精度受信機

展示された受信機

同社は、一昨年のこの展示会で「ソーシャル・イノベーション部門グランプリ」を獲得していますが、今回の総務大臣賞受賞はそれに続くものです。CEATECとしては経済産業大臣賞(日本電気株式会社/三井住友カード株式会社の「顔認証を活用した決済サービス」が受賞)と並ぶ最高賞で、同社の取り組みが「学術的・技術的観点、将来性や市場性等の視点から、イノベーション性が高く優れている」と評価されたものです。

受賞を喜ぶ岸本氏

受賞を喜ぶ岸本氏

ブースには、自動運転の実験を行った農業機械の実物や、株式会社自律制御システム研究所と共同で開発中の高精度測位技術を利用したUAV(Unmanned aerial vehicle、自律型無人飛行機)を展示。同社の岸本信弘代表取締役は、「みちびきの打ち上げ成功に後押しされての受賞だったと思います。高性能で安価な受信機を提供し、高精度測位を世の中に普及させる大きな責任を負ったと感じています」と受賞の喜びを語りました。

センチメータ級補強サービスと関連技術を出展

── 三菱電機株式会社

モービルマッピングシステムの模型

モービルマッピングシステムの模型

三菱電機株式会社は、サイバー空間と現実空間の融合が進展した「超スマート社会」(Society 5.0)の実現をテーマとした展示を行い、安全・安心な暮らしを支える技術として、自動運転に不可欠の高精度3次元地図と、それを作成するモービルマッピングシステム、さらに高精度測位のインフラとして、みちびきから配信されるセンチメータ級測位補強サービスの展示を行いました。

三菱電機の展示ブース

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