コンテンツです

自動運転技術搭載車「xAUTO」、みちびき信号用いた走行実証でも実用可能

2017年11月08日

三菱電機株式会社は、みちびきのCLAS(センチメータ級測位補強サービス)信号を活用した自動運転技術搭載車「xAUTO(エックスオート)」を用いた実証実験を2017年9月19日から実施しています。その結果、これまでの実証走行と同様、実用可能レベルにあることを確認したと発表しました。

CLASでも「実用可能レベル」と確認

図解

自動運転技術搭載車xAUTO(画像提供:三菱電機株式会社)

同社は、前方及び後側方を監視するミリ波レーダと前方監視カメラなどの周辺センシング技術を高度に組み合わせた独自の自律型走行技術に、高精度3次元地図を活用したインフラ型走行技術を組み合わせた自動運転技術を搭載した実証実験「xAUTO」の高速道路での走行実証を、2016年5月から実施しています。
この実証実験は山陽自動車道の神戸JCT~赤穂IC(兵庫県)、道央自動車道の士別剣淵IC~深川IC(北海道)の区間で実施し、高速道路において300時間以上の実証走行を行いました。その結果、濃霧や雪道など視認性が悪い環境下においても自動運転が実用可能であると確認しました。

続いて2017年9月からは、高速道路におけるみちびきのCLAS信号を用いた自動運転の実証実験も開始しました。その結果、これまで行ってきた実証走行と同様に、実用可能レベルであると確認しました。また、トンネルなどCLAS信号を受信困難な環境でも、車両の走行情報や前方監視カメラなどの周辺センシングからリアルタイムで自車位置を認識する高精度位置把握技術により、インフラ型走行技術を活用した自動運転が実用可能であることも確認しました。

同社は今後、ミリ波レーダと前方監視カメラをより高度に組み合わせることで、高速道路や自動車専用道路での安全・快適な自動運転だけでなく、一般道の交差点での衝突回避についても実現を目指す方針です。

参照サイト

※ヘッダの画像はイメージです。

関連記事