コンテンツです

長野県などが冬山登山者の位置情報を把握する実証実験を実施

2015年01月13日

地理空間情報(G空間情報)の高度活用による防災・減災の取り組みとして、登山者の正確な位置情報を把握する実証実験が、年末年始の北アルプスで行われました。

近年、団塊世代の登山ブームや外国人観光客の増加により、山岳遭難事故が増えてきました。この実験は、長野県および県内自治体、警察本部などで構成される「長野県山岳G空間プロジェクト協議会」によるもので、通信環境が悪い山岳地帯の尾根や谷でも正確な情報取得できるよう、GPSより誤差が小さく高精度な位置情報が得られるみちびきを役立てようという試みです。

遭難時の捜索範囲を、行動履歴に基づく現在位置の推定で絞り込めば、迅速な捜索が可能になります。同協議会は昨年夏、iBeaconの発信器を登山者に配布し、ビーコンに反応するスマートフォンを通過ポイントに設置して、登山者の行動履歴を記録する実証実験を行いました。今回の冬山実験では、登山者にみちびきの信号を受けられる受信機を持たせて実証実験を行っています。

参照サイト

※ヘッダの画像はイメージです。

関連記事