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「Galileo」4機の同時打ち上げに向け、ギアナで準備進む

2016年10月07日

EU(欧州連合)は、11月17日に仏領ギアナにあるギアナ宇宙センターから測位衛星「Galileo」を4機(15・16・17・18号機)同時に打ち上げる予定です。8月下旬にはロケットが輸送船で、9月上旬には飛行機で衛星がギアナに到着し、現在は打ち上げに向けた準備作業が進められています。

ロケットの陸揚げ

宇宙港への輸送

4機の衛星の到着

開梱される「Galileo」衛星

(画像著作:上段及び下段右=ESA-CNES-Arianespace/Optique Video du CSG/J Durrenberger、下段左=ESA–P. Muller)

ソユーズに代わりアリアン5の改良型で打ち上げ

「Galileo」はこれまでソユーズロケットを使い2機ずつ打ち上げられてきましたが、今後はアリアン5型ロケットの改良型(Arian 5 ES)を使って4機同時に打ち上げられます。

11月の打ち上げでは、衛星は目標高度より300kmほど低い軌道でロケットから分離される予定です。そこから衛星自身の燃料を使って高度23,222kmの円軌道に入ります。これら4機の衛星は同じ軌道面(プレーン)の異なる位置(スロット)に配置されることになります。

打ち上げを担当するアリアンスペース社のウェブサイトでは、準備作業の画像が公開されています。

据え付けられたコア機体

コンテナから運び出される様子

2基の固体ロケットブースターの1つ

(画像著作:3点とも Arianespace)

※ヘッダ画像は、8月に仏領ギアナの港に陸揚げされるアリアン5(著作:ESA-CNES-Arianespace/Optique Video du CSG/J Durrenberger)

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