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みちびきが日本航空宇宙学会「航空宇宙技術遺産」に認定

2024年04月25日

みちびきが「準天頂衛星と静止衛星による高精度衛星測位システム」として一般社団法人日本航空宇宙学会の「航空宇宙技術遺産」に認定され、プロジェクトに係わった関係者らが認定証を授与されました。航空宇宙技術遺産は、日本の航空宇宙技術発展史を形づくる画期的な製品や技術を顕彰して後世まで伝え、今後の航空宇宙技術の発展に寄与することを目的として、日本航空宇宙学会が認定している制度です。第1号となる6件の航空宇宙技術遺産が昨年(2023年)4月に認定され、今回は第2号としてみちびきを含めた8件の製品や技術が認定されました。

認定証

認定証には、みちびきが技術遺産に認定された理由として次の3点が記されています。
・準天頂軌道と静止軌道を組み合わせ、少ない衛星数で特定領域における衛星測位を可能にした
・準天頂軌道を採用したことにより、天頂付近に少なくとも1機確実に見えることとなり、
 GPS等の地球周回型の測位衛星のみを使用した場合に比べて、測位の安定性(測位率)が
 大幅に向上した
・変調方式の工夫によりGPSを上回るデータレートを実現し、測位信号のみでセンチメータ級の
 高精度測位を可能とする「測位補強サービス」の提供・実用化も世界初である

4/19に関係機関へ認定証を授与

認定証の授与式は、2024年4月19日に開催された同学会の第55期定時社員総会において行われ、内閣府宇宙開発戦略推進事務局の三上建治参事官(準天頂衛星システム戦略室長)のほか、宇宙航空研究開発機構(JAXA)、三菱電機株式会社、日本電気株式会社の代表者がそれぞれ認定証を受け取りました。

認定証の授与

森田学会長から認定証を授与される三上準天頂衛星システム戦略室長

記念撮影

森田学会長とJAXA、内閣府、三菱電機、日本電気の代表者(並び順の左から)

参照サイト

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