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第3世代6機目のGPS衛星打ち上げ

2023年04月03日

第3世代6機目のGPS衛星(GPS III Space Vehicle 06)が現地時間2023年1月18日7時24分(日本時間21時24分)、フロリダ州ケープカナベラル宇宙軍基地からスペースX社のファルコン9ロケットで打ち上げられました。打ち上げから約83分後、ロケット上段から分離した衛星が発する信号を地上で捕捉し、ミッションは成功しました。

ファルコン9ロケット

GPS衛星を搭載したファルコン9ロケット(画像提供:SpaceX)

ファルコン9の第1段ブースターは、昨年(2022年)10月にJAXAの若田光一宇宙飛行士を国際宇宙ステーションに運んだクルードラゴン宇宙船運用5号機(Crew-5)を打ち上げた機体です。また、ロケットの再利用機体を使ったGPS衛星の打ち上げは、2021年6月の第3世代5機目に続く2回目となります。

衛星は2月中旬から運用を開始

第3世代GPS衛星の最初の10機はロッキード・ マーティン社が製造を担当しています。今回はその6機目であり、高度2万200kmの中高度軌道(MEO)に打ち上げ後、点検とテストを約2週間行い、2月16日から運用を開始しました。

第3世代のGPS衛星

第3世代のGPS衛星(画像提供:Lockheed Martin)

これにより、軌道上で運用中のGPS衛星全31機のうち、25機が第2世代(1989~2016年に打ち上げられたブロックII・IIA・IIR・IIRM・IIF衛星)、6機が第3世代(2018~23年に打ち上げられたブロックIII)となりました。第3世代GPS衛星は、従来のL1C/A信号に加え、ノイズに紛れにくく電波妨害に対して強度があるL1C信号を送信することができます。

参照サイト

※記事中の画像提供:SpaceX, Lockheed Martin

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