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総務省が「実用準天頂衛星システムの技術的条件」で委員会報告案

2016年05月12日

総務省の情報通信審議会 情報通信技術分科会 衛星通信システム委員会(主査:安藤 真 東京工業大学理事・副学長 産学連携推進本部長)は、昨年6月より検討を行ってきた「2GHz帯等を用いた移動衛星通信システム等の在り方及び技術的条件」のうち、「実用準天頂衛星システムの技術的条件」について委員会報告(案)を取りまとめました。

報告案の中では、実用準天頂衛星の移動衛星通信システムで使用される2GHz帯(上り:1,980-2,010MHz、下り:2,170-2,200MHz)において、隣接する周波数帯を利用する携帯電話や宇宙運用などとの干渉等について、検討の結果が記載されています。

5月31日正午までパブリックコメントを募集中

この報告案について、4月27日よりパブリックコメントの募集が始まっています(提出期限:5月31日(火)正午まで)。意見は日本語である必要があり、提出はe-Gov[イーガブ](電子政府の総合窓口)の意見提出フォームへの記入、電子メール送信、FAX送信、郵送などの手段が選べます。郵送の場合は、電子データ(USBメモリ/CD-R/DVD-Rに記録された、テキスト/Word/一太郎ファイル)の添付が求められる場合があります。

この募集は、宇宙基本計画(2013年1月に決定、2015年1月に見直し)の工程表に沿うもので、集まった意見を踏まえて報告が取りまとめられる予定です。また提出された意見書に関しては、意見、提出者の氏名(法人等にあってはその名称)、その他の属性に関する情報については、後日公表される場合があります。

準天頂衛星システムの開発整備の想定スケジュール

準天頂衛星システムの開発整備の想定スケジュール(出典:宇宙基本計画 工程表(2016年1月9日 宇宙開発戦略本部決定)をもとに総務省が一部修正)

参照サイト

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