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インクリメントPが金沢大学と共同で自動運転支援地図の開発に着手

2015年08月19日

地図サービス「MapFan」や、カーナビ用デジタル地図コンテンツの制作などを手がけるインクリメントP株式会社は8月10日、金沢大学と共同で自動車の自動運転支援地図の開発を開始すると発表しました。過疎地、高齢化地域における自動運転自動車の実用化を視野に、公道での実証実験も進めていく予定です。

近年、自動運転システムへの注目度が高まり、すでに世界各国でさまざまな取り組みが行われています。日本国内でも、人口減少と高齢化が進行する中、安全・安心に移動できるモビリティ環境の構築が急務となっています。

こうした状況下で、金沢大学の研究チームは今年2月、能登半島の先端に位置する珠洲市で、日本初の市街地における自律型自動運転自動車を用いた実証実験を行い、話題となりました。今回も、目的地を設定すればドライバーが操作しなくても自動的に目的地まで到達できる「高度有人運転支援システム」を使用し、目的地までのルート探索、車線変更、交差点右左折、信号等の交通規制遵守等で、自律型自動運転システムと高度な地図情報との協調制御を行います。

同社は今後、金沢大学と共同で自動運転支援地図フォーマットを検討し、システムで利用可能な自律型自動運転支援地図の開発・提供を進めた上で、2020年頃までに地域高齢者の移動手段への活用(実現性検証)を目指したいとしています。

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※ヘッダの画像はイメージです。

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