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[報告] みちびき、G空間EXPO 2022に出展

2022年12月19日
みちびきの展示ブース

「G空間EXPO 2022」が2022年12月6・7日の2日間、東京・浜松町の東京都立産業貿易センター浜松町館で開催され、内閣府宇宙開発戦略推進事務局と準天頂衛星システムサービス株式会社は共同でブースを出展しました。今年はコロナ禍以前を思わせる盛況ぶりで、数多くの来場者がみちびきのブースを訪れ、製品やサービスの写真を撮影したり、カタログを手に取り詳細を確認する姿が見られました。低価格化が進んでいるCLAS(センチメータ級測位補強サービス)やMADOCA-PPP(高精度測位補強サービス)対応モジュールや受信機への関心も高く、発売して間もない新製品が多くの人の注目を集めていました。

みちびき対応のドローンや最新受信機を展示

みちびきの展示ブース
みちびきの展示ブース

みちびきの展示ブース

石井大臣視察の様子

石井浩郎・国土交通副大臣(中央)による視察

ブース入口付近には、先端ロボティクス財団が開発したVTOLカイトプレーン「不死鳥」を始め、ACSLが提供するSLAS(サブメータ級測位補強サービス)対応の国産ドローン「SOTEN(蒼天)」や、ブルーオーシャン研究所の「みちびき海象ブイ」、JR東日本メディアの災危通報対応のデジタルサイネージ用STB(セットトップボックス:映像表示器)などを展示しました。

VTOLカイトプレーン

VTOLカイトプレーン

SOTEN

SOTEN

みちびき海象ブイ

みちびき海象ブイ

デジタルサイネージ用STB

デジタルサイネージ用STB

近年、各受信機メーカーからみちびきの補強サービスに対応した小型で安価な受信機・アンテナが相次いでリリースされました。ブースでは以前から販売中の製品も含め、主要な製品を一堂に集めて展示しました。

RWS.DC/RWS.DCM/RWX.DC

RWS.DC/RWS.DCM/RWX.DC(ビズステーション株式会社)

Cohac∞ Ten/Cohac∞ Ten+/Cohac∞QZNEO

Cohac∞ Ten/Cohac∞ Ten+/Cohac∞QZNEO(株式会社コア)

NEO-D9C/ZED-F9P

NEO-D9C/ZED-F9P(ユーブロックスジャパン株式会社)

Regulus/MJ-2014-GM4/MJ-3021-GM4-QZS-IMU

Regulus/MJ-2014-GM4/MJ-3021-GM4-QZS-IMU(マゼランシステムズジャパン株式会社)

mosaic-CLAS/AsteRx-m3 CLAS/Mosaic Go CLAS/AsteRx SB3 CLAS

mosaic-CLAS/AsteRx-m3 CLAS/Mosaic Go CLAS/AsteRx SB3 CLAS(セプテントリオ株式会社)

AQLOC-Light

AQLOC-Light(三菱電機株式会社)

FB2003/FB2020

FB2003/FB2020(株式会社フォルテ)

HX-CHX600A/HX-CU7603A/HX-CH7609A

HX-CHX600A/HX-CU7603A/HX-CH7609A(AITジャパン株式会社)

秒間隔でリアルタイムの位置情報表示を可能なサービス「HAWKCAST」も展示されました。ウインドサーフィンやトライアスロンの大会などで、各選手がSLAS対応GNSSデバイスを装着し、そのデータを集約・見える化することで、Webサイト上でのレースのライブ中継や効率的な大会運営等に活用できるシステムです。

HAWKCAST

HAWKCAST(N-Sports tracking Lab合同会社)

また、災危通報(災害・危機管理通報サービス)の対応製品は、株式会社MASAのコンシューマー向けゴルフウォッチ「NORM-II Plus」、「A1-II」を展示しました。

NORM-II Plus/A1-II

NORM-II Plus/A1-II

このほか、株式会社KISが提供する、SLASを活用した水道メーターの位置情報管理システムに使用する検針端末(MASA製ゴルフウォッチ「THE GOLF WATCH NORM-II PLUS」を改修してSLAS測位に活用)も展示しました。

水道メーターの位置情報管理システム

水道メーターの位置情報管理システム

初日のテープカットと基調講演

テープカットの様子

メインステージで行われたテープカット

メインステージでは初日に主催者挨拶やテープカットが行われたほか、基調講演として千葉大学名誉教授及び日本ドローンコンソーシアム会長を務める一般財団法人先端ロボティクス財団の野波健蔵理事長が登壇し、みちびきのCLASを活用したVTOLカイトプレーンによる東京湾縦断飛行の実証実験の報告と、この取り組みを進めて実現を目指している「東京湾ドローン物流ハイウェイ構想」についての解説を行いました。

野波理事長

先端ロボティクス財団の野波理事長

野波氏はドローンを使って東京湾上空を飛行し、千葉と神奈川の間で歯科技工物を輸送する計画を進めており、CLASの高精度測位を活用することでドローンによる編隊飛行やドローンステーションへの自動離着陸なども目指しています。野波氏による講演には多くの聴取者が訪れ、みちびきブースに展示されたVTOLカイトプレーンも注目を集めていました。

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