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プレイバック2015(3)見守り・安全

2015年12月29日

今年も多くのニュースが世の中をにぎわせました。人々の関心を集めたニュースの中には、衛星測位やみちびきと関わりの深い言葉も少なからずありました。
当ウェブサイトでお届けした関連のトピックスを、世の中の関心を集めたいくつかのキーワードでまとめ、1日1テーマずつ、改めて紹介する企画です。3回目の今日は、「見守り・安全」を取り上げます。

民間の見守りサービスは2001年からスタート

「見守り・安全」は、衛星測位の民生利用では歴史ある分野の1つです。民間警備会社による見守りサービスのスタートは2001年。多くのノウハウが蓄積されています。当ウェブサイトでも地方自治体における高齢者の見守りへの取り組みなどを紹介してきました。

高崎市(ウェブサイト画像)

徘徊高齢者の早期発見のため、高崎市が10月からGPS機器の貸与と捜索・救援活動まで無償で行う「はいかい高齢者救援システム」を運用開始。(位置情報の活用事例、9月24日掲載)

奈良市(ウェブサイト画像)

奈良市が9月から、認知症等で行方不明になる可能性がある高齢者の情報を事前登録する「安心・安全“なら”見守りネットワーク」を開始。(位置情報の活用事例、8月21日掲載)

 

子どもやペットや野生生物も「見守り」対象

「見守り」の対象はかならずしも人間とは限りません。位置情報を知り、通信でそれを知らせるデバイスの小型軽量化で、より小さな移動体 ── 子どもやペットや野生生物など ── を見守ることもできるようになってきました。

福井県(ウェブサイト画像)

福井・越前市で10月3日に放鳥された2羽のコウノトリに取り付けられた、位置を知らせる発信機の行方を追跡。(位置情報の活用事例、10月25日掲載)

 

さまざまな局面で安全な登山に貢献

趣味やレジャーで登山に親しむ「登山人口」は860万人に上るとも言われます(日本生産性本部調べ)。富士山の世界遺産登録や、新たに国民の祝日として加わる「山の日(8月11日)」など明るい話題の一方で、突発的な噴火災害などで少なくない件数の遭難も起きています。事前に緻密な計画を立てる、現場で自分の位置を知る、万一の際の救援活動を支援するなど、さまざまな局面で衛星測位は、安全な登山に貢献しています。

滝沢市(ウェブサイト画像)

岩手・滝沢市で7月から試験的に実施中の、QRコードを読み取って入山チェックする岩手山「モバイル登山届」のサービスを紹介。(位置情報の活用事例、11月3日掲載)

富士山世界文化遺産協議会(ウェブサイト画像)

山梨、静岡両県が今年7~8月にかけて富士山登山者にGPSロガーを渡して行った「入山者の動態調査」の結果を速報。(関連ニュース、10月7日掲載)

国土交通省(ウェブサイト画像)

昨年の年末年始に北アルプスで行われた、みちびきの信号を受けられる受信機を登山者に持たせて正確な位置情報を把握する実証実験。(関連ニュース、1月13日掲載)

 

スマホをプラットフォームにしたアプリも

「見守り」や「安全」に役立つシステムを作る上で、通信機能と測位機能をどう組み合わせ、どうやって操作性を高めていくかが最初の課題となります。スマートフォンをプラットフォームにしたアプリも紹介してきました。

外務省(ウェブサイト画像)

外務省が7月から、海外居住者や海外旅行者、出張者らに安全に関する情報を届ける「海外安全アプリ」を公開。(関連ニュース、7月16日掲載)

京都市情報館(ウェブサイト画像)

京都未来交通イノベーション研究機構が取り組む、市民や観光客が街中を歩くための3Dナビゲーションアプリの開発。(関連ニュース、1月27日掲載)

衛星測位がもっとも威力を発揮する「見守り・安全」の分野での新しいシステムや効果的な利用事例を、当ウェブサイトでは引き続きフォローしていきます。

(次回に続く)

※画像は、高崎市、奈良市、福井県、滝沢市、富士山世界文化遺産協議会、国土交通省、外務省、京都市情報館のウェブサイトより

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