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シャープ、GPSによる屋外自律走行監視ロボットを米国で発売

2017年07月20日

衛星測位などの技術を活用した自動運転システムの研究が進んでいますが、工場や倉庫などの限られたエリア内においても、自律走行するロボットカーの導入が進んでいます。シャープ株式会社が6月に米国で発売した屋外自律走行監視ロボット「SV-S500」もその一例です。

GPSの位置情報をもとに巡回ルートを自律走行

Sharp INTELLOS Automated Unmanned Ground Vehicle (A-UGV)

SV-S500は、工場や倉庫などの敷地内(屋外)を自律走行するロボットで、周囲360°を撮影可能なカメラを搭載しており、不審者の敷地内への侵入などを遠隔監視することができます。
GPSを利用して現在地を把握しながら、あらかじめ設定された巡回ルートを時速約5kmで自律走行します。本体前方には、レンズを上下左右に動かし、ズームの撮影も可能なPTZ(パン・チルト・ズーム)カメラを搭載し、前後左右には、4台の広角カメラが搭載されており、本体の周囲360°を常時撮影することが可能です。
駆動装置は四輪駆動で、最高速度は時速約5km、舗装路に加えて、凹凸が70mmまでの非舗装エリアでの走行も可能です。また、映像をリアルタイムで監視ルームに送ることができ、警備員は監視ルームから敷地内の様子を遠隔監視し、不審者の侵入やフェンスの破損などの異常を確認できます。

人や物を検知すると自動的に減速・停止

屋外自律走行監視ロボットSV-S500

屋外自律走行監視ロボットSV-S500

このSV-S500を使うことで、固定監視カメラでは把握しづらい障害物の陰なども確認でき、巡回警備の負荷を低減できます。本体にはスピーカーとマイクを搭載しており、不審者発見時には、監視ルームから問いかけたり、不審者の声を聞き取ったりできるほか、サイレンを鳴らすこともできます。
また、一定距離内に存在する人や物を検知すると自動減速または自動停止させることが可能です。さらに、高温や低温環境、降雨時においても使用可能で、パーソナルケア(生活支援)ロボットの安全性に関する国際規格「ISO 13482」の認証を取得しています。

SV-S500は6月に米国で発売後、米国の大手警備会社のU.S. Security Associates社に導入されました。今後は警備会社や工場、倉庫、データセンター、空港、湾岸設備など、広大な敷地を有するさまざまな企業や施設に提案を行う方針です。

参照サイト

※ヘッダおよび本文画像提供:シャープ株式会社