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国土地理院「電子基準点データ提供サービス」のマルチGNSS対応を拡充

2016年04月02日

国土地理院は4月1日より、全国約1,300点の電子基準点のうち786点で取得した新たなGNSS信号の提供を開始しました。新たに提供が始まるのは、以下の信号を含むデータです。

1)欧州のGalileo衛星の信号
2)GPSの新たな周波数信号(L5、中心周波数1176.45MHz)

GPS・みちびき・GLONASSにGalileoが追加

国土地理院は、全国の電子基準点で観測を行った測位衛星のデータを解析し、地殻変動を監視するとともに、衛星測量のための観測データの提供を行っています。従来から提供されてきた米国のGPS、みちびき、ロシアのGLONASSに、欧州のGalileoも加わることで、より多くの衛星が測位に利用できるようになります。

電子基準点で取得した観測データ提供の流れ

電子基準点で取得した観測データ提供の流れ(国土地理院 資料より)

これによりビルや樹木等の障害物で衛星信号が受信しにくかった都市部や山間部でも測量できる場所が広がります。また、GPSのL5信号を利用することにより、測量時間の短縮も期待できます。将来的には、i-Construction(*)の要となる情報化施工に不可欠な技術であるリアルタイム測量の安定性が向上することも期待されます。

(*)i-Construction:3次元データを駆使した情報化施工など、ICT(Information and Communication Technology、情報通信技術)を最大限に活用し、建設・土木分野での生産性アップを目指す取り組み。

残る約500点も、今後3年間で順次対応へ

Galileoの信号・GPSのL5信号提供点配点図

Galileoの信号・GPSのL5信号提供点配点図(国土地理院 資料より)

国土地理院では、残る約500点の電子基準点についても、今後3年間程度を目途に順次、新たな信号への対応を進めていくとしています。

参照サイト

※ヘッダの画像は、イメージです。本文画像は、国土地理院の資料より。