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構造計画研究所、高精度GNSSシミュレータ「SDR-SAT」を販売開始

2015年10月17日

建築、設計、シミュレーションなど多岐にわたる分野で、コンサルティングや業務支援を行う株式会社構造計画研究所は、ソフトウェア無線技術を応用した高精度GNSSシミュレータ「SDR-SAT」を10月6日に発表し、販売を開始しました。

高精度GNSSシミュレータ「SDR-SAT」

商品名の"SDR"(Software Defined Radio)とは「ソフトウェア無線」のことで、電子回路(ハードウェア)でなくソフトウェアで無線の信号処理を行う技術。従来、無線信号の処理には、専用のハードウェアや回路が必要でしたが、コンピュータのCPU処理能力がアップしたため、その機能をパソコンで動くソフトウェアでも実現できるようになりました。

この技術を使えば、ハードウェアに手を加えなくてもソフトウェアを入れ替えるだけで、装置をさまざまな周波数帯や異なる変調方式に対応した無線機に生まれ変わらせることができます。

簡単な操作で、地球上の任意地点のGNSS受信信号を生成

その考え方で開発された「SDR-SAT」は、SDR技術を使って簡単なGUI操作で、地球上の任意の地点のGNSS受信信号を生成します。衛星の航法データに基づく可視衛星推定とC/Aコード生成を行い、最大12機の衛星信号を合成し出力できます。(信号生成には中部大学工学部 電子情報工学科の海老沼拓史講師が開発したオープンソース・ソフトウェア「gs-sdr-sim」が使われています。)

現在はベースモデルである「SDR-SAT model SS-01S(ZERO)」がGPSだけに対応した状態ですが、ソフトウェアのアップデート等で、みちびき、GLONASS、BeiDou、Galileoなどの衛星システムにも順次対応していく予定とのことです。

「シーテック ジャパン2015」でも実機を展示

「SDR-SAT」の販売開始が発表された10月6日、千葉・幕張メッセで行われた「シーテック ジャパン2015」のメディアコンベンション(プレス対象)でその実機が展示され、翌日から3日間の会期中も一般に公開されました。

開発担当者の藤井義巳氏(構造計画研究所 事業開発部 ソフトウェア無線(SDR)技術担当部長)

「シーテック ジャパン2015」会場でみずから来場者の質問に答えていた開発担当者の藤井義巳氏(株式会社構造計画研究所 事業開発部 ソフトウェア無線(SDR)技術担当部長)

参照サイト

※ヘッダ及び本文中の製品画像提供:株式会社構造計画研究所