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国交省、プローブ情報を活用した「通れたマップ」作成の実証実験を開始

2017年11月06日

カーナビゲーションシステムやスマートフォンのナビアプリでは、衛星測位技術によって得られた走行中の自動車の位置情報や車速情報を収集し、“プローブ交通情報”として渋滞情報や災害時の道路状況把握などに活用しています。このような自動車のプローブ情報の仕組みと同様に、歩行者や車椅子利用者の通行実績情報をプローブ情報として収集し、バリアフリーマップの作成に役立てようとする取り組みを、国土交通省が開始しました。

協力主体に「WheeLog!プロジェクト」を選定

国土交通省は、ユニバーサル社会の構築に向けて、車椅子使用者が通行できるバリアフリールートをスマートフォンを使ってナビゲーションするなど、ICTを活用した歩行者移動支援サービスの普及展開を目指して「バリアフリー・ナビプロジェクト」に取り組んでいます。このプロジェクトに必要なデータを収集する手法の一つとして、プローブ情報を地図上に可視化した「通れたマップ」作成に関する実証実験を行うため、実験に必要なデータ収集ツールへの協力主体を公募しました。

実証実験の実施体制

実証実験の実施体制

その結果、スマートフォン向けアプリ「WheeLog(ウィーログ)!」を提供する「WheeLog!プロジェクト」(NPO法人PADM、島根大学総合理工学研究科)を選定しました。

車椅子使用者の通行ルートを地図上に表示

「WheeLog!」は、スマートフォンのGPSを活用して、車椅子使用者が通行したルートを地図上に表示することで、各ユーザーのバリアやバリアフリーに関する経験や知識を共有できるバリアフリーマップ・アプリです。記録した通行ログは他のユーザーに公開でき、気に入ったスポットを投稿・シェアすることができます。

スマホ向けアプリ「WheeLog!」

スマホ向けアプリ「WheeLog!」

通行実績を地図上に表示

通行実績を地図上に表示

国土交通省は今後、車椅子使用者に対して同実験への参加を呼びかけて、「WheeLog!プロジェクト」と連携した実証実験を通じてプローブ情報を収集・分析し、「通れたマップ」への活用などについて検証する方針です。

参照サイト

※ヘッダ画像はイメージです。本文画像・図版提供:国土交通省/WheeLog!プロジェクト