コンテンツです

アウトバーンの路面状況把握にドローンを活用(ドイツ)

2019年01月28日

建設中のアウトバーン(自動車専用道)を対象に、GNSSを用いたドローンの目視外飛行で路面状況調査を行う試みがドイツで行われています。今回は建設中区間における試行でしたが、将来的には一般に使用されている路線でも調査を可能にしたいとしています。

ドローンの目視外飛行で路面調査を試行

飛行中のドローン

アウトバーンの上空を飛行するドローン(画像提供:Microdrones社)

ドイツの建設大手ストラバグ(Strabag)社はこのほど、ドローンの目視外飛行(BVLOS=Beyond Visual Line of Site)による路面状況把握のためのデモンストレーションを行いました。場所は、ニーダーザクセン州との州境に近いノルトライン・ヴェストファーレン州ハレの、アウトバーン33号線の建設中区間で、用いられたのはGNSS受信機を搭載したマイクロドローン(Microdrones)社のmdMapper1000DGです。
ドローンは専用アプリケーションにより地図上に設定した経路を、対空標識の設置を行うことなくGNSSによる測位に基づき飛行。約12kmの区間を対象にデータ取得を行い、舗装の摩耗の度合いや陥没の有無など路面状況の把握が可能となる、高精度な点群データ、及びオルソ画像(真上から見たように傾きを補正した画像)を作成しました。

ドローンによる路面状況調査

ドローンによる路面状況調査(画像提供:Microdrones社)

ドローンにはLTEモデムが搭載され、ドイツテレコム(Deutsche Telekom AG)社のモバイルネットワークを介し、操縦者と接続。位置の確認や画像モニタリングを行いました。加えて衝突防止モジュール(FLARM)を搭載して、ドローンの飛行安全に関わる法令・規制を満たしたことで、ドイツ航空管制局(DFS)が運用する、無人機用の航空交通管制システムとも接続され、今回のデモンストレーションが実現しました。関係者は今回の成功を、これまで効率を高めるのが難しく、危険も伴っていた、完成後の路線での状況把握につなげたいとしています。

なお、ドイツ航空管制局は、ドローンの規制に関する情報をはじめとして、飛行規制区域などの情報が容易に得られるアプリをダウンロード提供するなど、ドローン関する多くのコンテンツをウェブサイトに掲載しています。

参照サイト

関連情報

※ヘッダ及び本文画像提供:Microdrones社