コンテンツです

国交省が「自動運転基準化研究所」を設立

2016年06月02日

国土交通省は5月24日、自動運転の国際基準化に対応するための官民連携組織「自動運転基準化研究所」を設立しました。

同研究所は、日本の自動運転技術を国際標準化とすることを目的に、オールジャパンで対応するための組織です。自動運転は高精度な衛星測位技術が活かされる分野の1つですが、そのための技術開発や実用化を促進し、日本の自動車メーカーや部品メーカーが自動運転分野において国際競争力を確保するには、官民一体となって国際基準化などの議論を主導する必要があります。

同研究所は、そのために必要なデータを準備し、十分に戦略を練った上で国際的な議論に臨めるようにする組織であり、事務局は自動車基準認証国際化研究センター(JASIC)が運営します。

自動運転基準化研究所の役割

自動運転基準化研究所の役割

具体的な役割としては、自動運転に関する国際基準策定の全体戦略を策定すると共に、国連自動車基準調和世界フォーラム(WP29)の議論への対処方針の検討や、それに対応するための基礎調査・研究、主要国政府、メーカー、研究機関との連携や働きかけ、経産省やISO・JISなどとの標準化活動との連携などを行います。また、国内外の自動運転に関するシンポジウムも開催する予定です。

自動運転基準化研究所の活動

自動運転基準化研究所の活動

設立時には、国土交通省、経済産業省、自動車技術総合機構、日本自動車工業会、日本自動車部品工業会、自動車技術会、日本自動車研究所、JASIC、ITS Japanなどがメンバーとして参加します。

参照サイト

※ヘッダ画像:国土交通省(中央合同庁舎3号館)

関連記事