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5月の測位衛星打ち上げ予定は「Galileo」2機と「GLONASS」

2016年05月06日

4月28日、インドで7機目の測位衛星が打ち上げられ、測位システムの新名称「NAVIC」が発表されるなど、世界各極では衛星測位システムの整備・更新が急速に進められています。今月(5月)も欧州の「Galileo」2機とロシアの「GLONASS」の打ち上げが予定されています。

欧州の「Galileo」は、年内に2機+4機を打ち上げ

ギアナに到着した「Galileo」13・14号機

ギアナのカイエンヌ・フェリックス・エブエ国際空港に到着した「Galileo」13・14号機(ESA提供)

欧州の衛星測位システム「Galileo」を構成する衛星2機(13・14号機)は、4月5日にボーイングの貨物ジェット機でフランス領ギアナに着陸、その日のうちにギアナ宇宙センターに到着しました。現在は、5月24日に予定されるソユーズロケットによる打ち上げに備えた準備作業中です。

「Galileo」CGイメージ

「Galileo」衛星の軌道上イメージ(ESA提供)

また今年の秋には、4機打ち上げ可能な形にカスタマイズされたアリアン5ロケットで「Galileo」衛星が4機同時に打ち上げられます。これらが順調に打ち上がれば、現在は軌道上に12機周回している「Galileo」衛星が6機増え、今年末には18機となります。

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ロシアの「GLONASS-M」も5月21日打ち上げ予定

5月24日の「Galileo」衛星打ち上げに先立つ5月21日、ロシアの測位衛星「GLONASS-M」がプレセツク宇宙基地から打ち上げられる予定です。すでに「GLONASS-M」衛星1機が、ロシア・シベリア中部の都市クラスノヤルスクから貨物航空機「IL-76」でロシア北西部にあるプレセツク宇宙基地に輸送されており、打ち上げに向けた準備作業が始まっています。

ロシアの通信社「SPUTNIK」によれば、衛星の打ち上げ・運用を担当する衛星製造メーカー「Information Satellite Systems – Reshetnev(レシェトニェフ情報衛星システムズ)」は、「GLONASS」システムは現在、24機のうち23機が運用中で、年内にさらに追加して打ち上げられる見込みと報道されています。

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中国のBeiDouは、2018年までに18機打ち上げか

また、中華人民共和国のニュースサイト「人民網」英語版(2016年4月24日付)によると、中国は46年前に1970年に同国初の人工衛星、東方紅(Dong Fang Hong)1号を打ち上げた4月24日を、同国の「宇宙の日」と定めました。これに合わせて、中国の衛星測位システム「BeiDou」で次席設計者を務めるZhang Lixin氏は、「BeiDouの要求性能を満たすために、高いレベルのコンポーネントが求められる一方で、スケジュールをざっと半分に短縮させなければならない。BeiDou衛星は5年後の2020年末までに30機の打ち上げを予定しており、うち18機は2018年以前に打ち上げる予定だ。最終的には2〜5mの測位精度で全地球をカバーするサービスが提供可能となる。個人的には現在のGPS受信機器をBeiDouで置き換えたいという願望がある」と語っています。

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※ヘッダ及び本文画像提供:European Space Agency(ESA)