コンテンツです

東芝、車載画像認識プロセッサを用いた自動運転システムの実証実験を開始

2016年10月25日

株式会社東芝の研究開発センターは、9月26日から愛知県内の公道で自動運転の実証実験を開始しました。実証の対象となっているのは、同社の車載画像認識プロセッサ「Visconti 4」や、新開発の障害物地図生成技術及び軌道生成技術により実現した自動運転システムです。このシステムには、愛知県の自動走行実証推進事業を受託したアイサンテクノロジー株式会社の高精度3次元地図、名古屋大学客員准教授(東京大学准教授)の加藤真平氏及び株式会社ティアフォーの制御システムが使用されています。

研究開発センター技術紹介映像 > 車載画像認識(株式会社東芝)

カメラ映像から「3次元点群」を計測する処理を実行

従来の自動運転においては、センサーやカメラで取得された膨大な情報の演算処理は、高性能のPCで行われてきました。こうした処理を車載用プロセッサで行うことで、本格的な自動運転の普及に向けたコストダウンや消費電力削減が実現します。同社が蓄積してきた、人物や車両を画像から高精度に抽出する「パターン認識技術」や、1台のカメラの複数の映像から形状と距離を推定する「3次元再構成技術」などが、そのシステムを支えています。

「障害物地図生成と軌道生成」の図解

障害物地図生成と軌道生成

今回の実証対象となるシステムでは、カメラ映像から「3次元点群」を計測する処理を「Visconti 4」で実行しています。さらに、カメラとLIDAR(レーザーを用いた3次元スキャナ)による車両周辺の地図生成や、障害物を避けて走行する軌道生成についても、同社が独自に開発した技術により、車載用プロセッサで処理可能な演算量に抑えています。

これらの実証は、PC上で動作する名古屋大学の自動運転ソフトウェアにこれらの技術を実装し、公道で自動運転の実証実験を開始したものです。

関連情報

参照サイト

※ヘッダの画像は、イメージです。本文画像提供:株式会社東芝