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欧州の測位衛星「Galileo」が初の4機同時打ち上げに成功

2016年11月20日

欧州連合(EU)と欧州宇宙機関(ESA)は現地時間11月17日10時6分(日本時間同日22時6分)、仏領ギアナにあるギアナ宇宙センターからアリアンスペース社のアリアン5 ESロケット(アリアン5の改良型)で測位システム「Galileo」を構成する衛星4機を打ち上げ、衛星の所定軌道への投入に成功しました。

「Galileo」の打ち上げ

「Galileo」の打ち上げ(提供:欧州宇宙機関 ©ESA–Stephane Corvaja, 2016)

「Galileo」の打ち上げは、今年5月のソユーズロケットによる13・14号機に続くもので、FOC(Full Operational Capability)としては11~14機目、IOV(In-Orbit Validation、実証機)も含めた通算では15~18機目となります。4機の質量は715〜717kg、合計で2,865kgとなっており、4機を同時に打ち上げるのは今回が初めてです。ロケットは、打ち上げから約3時間35分後に最初の2機の衛星を分離。その約20分後に残りの2機を分離し、ミッションを完了しました。

「Galileo」の展開イメージ

「Galileo」4機の展開イメージ(提供:欧州宇宙機関 ©ESA–P. Carril)

今回打ち上げられた4機の衛星は、欧州で行われた子どもたちの絵画コンテスト優勝者にちなんで「アントニアーナ(Antoniana)」「リサ(Lisa)」「キンバリー(Kimberly)」「テイメン(Tijmen)」と命名され、今後、初期機能確認を経て運用軌道(同じ軌道面の異なるスロット)に投入されます。ESAとアリアンスペースは、今回同様のロケットで2017年と2018年に計8機の打ち上げを予定しており、2020年には24機の衛星と予備機によるシステムが完成する見込みです。

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※ヘッダ画像提供:欧州宇宙機関(ESA)©ESA–Stephane Corvaja, 2016