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ユーブロックスが「u-blox M8」用ファームウェアを公開

2016年01月29日

スマートフォンやGNSSなどの無線チップメーカーであるユーブロックス(u-blox AG、本社・スイス)は、マルチGNSS同時並行受信プラットフォーム「u-blox M8」用の新たなファームウェア「FW3.01」をリリースしました。(ファームウェアとは、機器内部に書き込まれ、その機器の動作や機能を担う「組み込みソフトウェア」のこと。)

ファームウェア「FW3.01」公開を伝えるユーブロックス社のプレスリリース

ファームウェア「FW3.01」公開を伝えるプレスリリース(ユーブロックス社ウェブサイトより)

今回のファームウェアは、アンチスプーフィングや妨害電波抑制など、セキュリティ機能が充実しているのが特徴です。GNSSの信号は仕様が公開されているため、技術的にスプーフィング(なりすまし)は不可能ではなく、無人航空機(ドローン)や自動運転車などGNSSに頼る機器が増える中、その脅威は現実味を帯びています。今回のFW3.01では、同社の長年の研究開発の成果を生かし、偽のGNSS信号を排除する機能や、妨害電波を検出して抑制する機能が装備されました。

さらに、2018年から欧州ですべての車両への搭載が義務づけられる、Gallileoを利用した緊急呼び出しシステム「eCall」をサポートし、ロシア版のeCallである「ERA-GLONASS」にも準拠します。本来の測位機能では、みちびき、GPS、GLONASS、BeiDou、SBASに加え、Galileoもフルサポートします。同時に3つまでの衛星測位システムを追跡できるほか、BeiDouの捕捉感度が向上し、インドの衛星航法補強システム「GAGAN」のサポートも追加されました。これらにより、条件の厳しかった都市環境での位置精度もさらに向上しています。

このファームウェアは同社ウェブサイトからダウンロードする形で提供され、4月以降は、あらかじめFW3.01が書き込まれた製品の提供が開始される予定です。

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