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日立造船、熊本でみちびき利用のUAVによる物資輸送実験

2017年01月03日

日立造船株式会社は昨年の11月29日、UAV(Unmanned Aerial Vehicle、自律型無人飛行機)による離島への物資輸送実験を熊本県で実施しました。この実験は熊本県や上天草市などとの協力のもと、経済産業省の「IoT推進のための新ビジネス創出基盤整備事業」の一環として行われるもので、山間地や離島などの住民の「買い物難民」化する問題の解消に向けた取り組みの一つです。

実証実験当日の様子

実証実験当日の様子(日立造船株式会社 提供)

実験に用いられたのはエンルート社製のマルチコプター(ドローン)と、ヤマハ発動機の産業用無人ヘリコプターの2機でした。当日は天候に恵まれ、実験場所となった上天草市の大矢野島大手原から、約6.5km離れた対岸の湯島までの視程も良好でした。

実験では、出発地と着陸地を指定した自律飛行が試みられました。飛翔状態を確認するため、海上ではボートで並走するなどしましたが、GPSと「みちびき」からの測位信号を受信しRTK-PPP(基地局と移動局での同時受信で高精度測位を行うリアルタイムキネマティック法を応用した精密単独測位)による高精度な位置決定を行うことで、UAVは離着陸も含め片道約20分あまりのルートの往復飛行に、完全自律飛行で成功しました。また、実際に書籍や海産物など物資輸送も行いました。

同社では、有識者による技術検討委員会などの議論を通じ、技術的課題や事業性検討などについて精査を重ね、実用化へのモデルづくりを進めたいとしています。

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※ヘッダおよび本文画像提供:日立造船株式会社