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クリアパルス社がみちびき対応の環境放射線計測メーター

2016年01月09日

東京・大田区に本社があるクリアパルス株式会社はこのほど、みちびきにも対応し、環境放射線を高感度に計測する「7250-5型スペクトル・サーベイメータ」を発表しました。

サイズアップして高感度化し、測位機能を内蔵

今回の製品は、従来3インチサイズだった製品を5インチにサイズアップして高感度化し、測位機能を内蔵したものです。みちびき対応の測位チップを搭載し、1秒ごとの位置情報とその場の放射線量を連続的に記録、最大で連続18時間の計測が可能です。記録された計測データはBluetoothやUSBでPCに転送できます。計測データはkmz形式(kmlをzip圧縮)で書き出されるため、GoogleMAPなどの地図アプリにオーバーレイしての表示が可能になっています。

7250-5型 スペクトル・サーベイメータ

放射線を受け蛍光を発するNaI(Tl)(タリウム活性化ヨウ化ナトリウム)のシンチレーターは、直径5インチ・高さ5インチの円筒形で、蛍光を増幅する光電子増倍管も5インチサイズです。これらの装置と電子回路、測位モジュール、バッテリーなどを円筒形の金属ケースに収め、重量を約10kgに抑えて機動的な計測が可能です。

クルマなどで移動しつつ、短時間に広範囲の計測が可能

シンチレーターを大型化し、回路の工夫で感度を高めたことで大きなメリットが生まれました。高感度であるということは、クルマなどで移動しながら短時間に広範囲の計測が可能になることを意味します。たとえば、除染作業の確認・検証を効率的に進めることができるようになるわけです。

さらに地質調査などへの応用も考えられています。花崗岩や凝灰岩、安山岩など岩石の種類によって異なる放射線を見分けることができるため、連続計測で岩石の種類の不連続な変化、すなわち断層を発見するツールとしての応用も期待されます。

1971年に創立された同社は、規模は小さいながらもユニークな製品の創出をテーマに理化学機器や宇宙部品を手掛ける大田区のメーカーとして、来月(2月12日予定)種子島宇宙センターから打ち上げられるJAXA宇宙科学研究所のX線天文衛星「ASTRO-H」にも協力しています。

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