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日欧GNSSミッションを開催(1日目)

2017年05月02日

衛星測位を活用した重点産業分野の特定と新事業・サービスの創出に向けた、日欧間による政策協力強化のための取り決めを締結するに当たって、内閣府、欧州委員会、日欧産業協力センター、欧州全地球航法衛星システム監督庁(GSA=European GNSS Agency)は共催で「日欧GNSSミッション」を2017年3月に開催しました。

「東京オリンピック・パラリンピックに向けての日欧協力:GNSSアプリケーション活用の可能性」

初日となった2017年3月7日のセミナーでは、ガリレオとみちびきの最新情報の紹介やロンドンオリンピックで活用されたGNSS関連のアプリケーションや東京オリンピックに向けたGNSS活用の可能性について紹介されました。また、パネルディスカッションにおいて、日欧協力における強みや課題、産官学の役割について話し合いが行われました。

会場

会場となった駐日欧州連合代表部

展示コーナー

展示コーナーではみちびきの紹介も

内閣府の守山参事官

初めに内閣府宇宙開発戦略推進事務局準天頂衛星システム戦略室長の守山宏道参事官が開会の挨拶を行いました。

ディアニ氏と小暮参事官が基調講演

最初の基調講演では、欧州全地球航法衛星システム監督庁(GSA)マーケティング部門副責任者のフィアメッタ・ディアニ氏が「ガリレオと初期サービス:ユーザー観点」と題して講演を行いました。続いて、内閣府宇宙開発戦略推進事務局準天頂衛星システム戦略室長代理の小暮聡参事官が「マルチGNSSの世界」と題して基調講演を行いました。

ディアニ氏

GSAのディアニ氏

小暮参事官

内閣府の小暮参事官

官民の各氏によるセミナー講演

経済産業省製造産業局宇宙産業室室長の靏田将範氏は「日本国内におけるGNSS技術の実証実験」と題して講演を行いました。国土交通省国土政策局国土情報課長の青戸直哉氏は「高精度測位社会プロジェクト-移動に伴うストレスのない、やさしい案内を」と題した講演を行いました。

靏田氏

経済産業省の靏田氏

青戸氏

国土交通省の青戸氏

アラップ シニアコンサルタントの村松美江氏は「ビッグデータの利用-2012年ロンドン大会、その後の展開と2020年東京大会における機会」と題して講演を行いました。シントニー モビリティソリューションズ主任のティエリー・トォロタン氏は「CONTROL YOUR SKY」と題した講演を行いました。

村松氏

アラップの村松氏

トォロタン氏

シントニーのトォロタン氏

東京ハイヤータクシー協会の環境・車両資材委員長で、境交通株式会社 同盟交通株式会社 代表取締役社長の根本克己氏は「日本でのGNSS活用事例」と題して講演を行いました。NSL代表取締役のマーク・ダンヴィル氏は「GNSSサービスの保護」と題して講演しました。

根本氏

東京ハイヤータクシー協会の根本氏

ダンヴィル氏

NSLのダンヴィル氏

サントリーサンゴリアス ビデオアナリストの須藤惇氏は「GNSS×スポーツ」と題した講演を行いました。アシックス スポーツ工学研究所IoT 担当マネージャー 坂本賢志氏は「GNSS のスポーツ活用事例」と題した講演を行いました。

須藤氏

サントリーサンゴリアスの須藤氏

坂本氏

アシックスの坂本氏

JOHAN Sports創設者のイェレ・ライシャート氏は「スポーツチームにおけるパフォーマンスの分析」と題した講演を行いました。ERTICO(European Road Transport Telematics Information Coordination Organization)CEO ジェイコブ・バングスガード氏は、「大規模イベントとスマートシティにおけるパフォーマンスの分析」と題した講演を行いました。

ライシャート氏

JOHAN Sportsのライシャート氏

バングスガード氏

ERTICOのバングスガード氏

パネルディスカッション

最後にパネルディスカッションが行われ、慶應義塾大学大学院システムデザインマネジメント研究科の神武直彦准教授がモデレーターとなり、パネリストとして欧州全地球航法衛星システム監督庁(GSA)マーケティング部門副責任者のフィアメッタ・ディアニ氏、内閣府宇宙開発戦略推進事務局準天頂衛星システム戦略室長代理 参事官の小暮聡氏、アラップ シニアコンサルタントの村松美江氏の3氏が参加し、東京オリンピック・パラリンピックへの期待や課題、日欧が協力することへの期待、産官学の取り組みなどについて議論しました。

パネルディスカッション

パネルディスカッションの様子(左から神武氏、村松氏、ディアニ氏、小暮参事官)

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