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NEXCO東日本が、みちびきを活用した除雪車運転支援システムを試行導入

2017年11月07日

東日本高速道路株式会社(NEXCO東日本)はこのほど、みちびきの測位信号を活用した除雪車運転支援システムを北海道支社で試行導入すると発表しました。

オペレーターの運転操作を視覚的に支援

この支援システムは、みちびきによって得られた位置情報を高精度地図と組み合わせて、運転席のモニターに除雪車の正確な位置を表示します。みちびきの受信アンテナおよび受信機は除雪車の屋根に設置します。運転席のガイダンスモニターには、除雪車の通行位置や、ガードレールなどからの距離、走行車線へのはみだしやガードレールなどへの接触を回避するための車体修正角の情報を表示して、オペレーターの運転操作を視覚的にサポートします。

みちびき受信アンテナ+受信機

みちびき受信アンテナ+受信機

これにより、オペレーターによる運転操作が容易になるだけでなく、オペレーターを補佐する助手が除雪車の位置を確認したり、視界不良時などに安全確認や作業位置の連絡を行ったりする作業が軽減し、除雪作業の省力化・効率化、安全性の向上につながります。

将来は除雪作業の完全自動化を目指す

今後は来年(2018年)1月より、路肩の雪を低速で除雪する「ロータリー除雪車」にこの支援システムを搭載して、北海道支社管内の岩見沢~美唄間の約21kmで試行を開始します。

路肩の雪を低速で除雪する「ロータリー除雪車」

路肩の雪を低速で除雪する「ロータリー除雪車」

本線部の雪を高速で除雪する「除雪トラック」

本線部の雪を高速で除雪する「除雪トラック」

除雪作業は近年、熟練作業員の高齢化や労働力不足が課題となっており、今後はこうしたシステムを除雪車へ搭載する運転視覚支援だけでなく、除雪車の作業部位の操作および走行運転の自動化にも取り組み、将来的には自動運転技術を導入することで除雪作業の完全自動化を目指す方針です。

「除雪車の自動化」ロードマップ

「除雪車の自動化」ロードマップ

※用語解説
「運転視覚支援」(ガイダンスモニターによる運転支援)
「作業操作・運転制御支援」(除雪車の作業部位の操作および除雪車の走行運転の自動化)
「準自動化」(複数の作業操作・運転を一度にシステムが行う状態)
「自動化」(全ての作業操作・運転をシステムが行い、システムが要請した時のみオペレーターが対応する状態)
「完全自動化」(全ての作業操作・運転をシステムが行い、オペレーターが全く関与しない状態)

参照サイト

※ヘッダの画像はイメージです。本文画像・図版提供:東日本高速道路株式会社