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パイオニアとHEREが自動運転に向け、高度化地図活用の協業に合意

2015年09月12日

パイオニア株式会社は9月7日、ドイツを拠点に高精度デジタル地図サービス事業を手がける「HERE(ヒア)」と、自動運転/高度運転支援向け高度化地図の活用に関して、共同で協議を進めることに合意したと発表しました。

近年、自動車の周辺情報を検知して事故を予防する車載用センシングシステムなどの開発が大きく進展しています。自動運転に必要な「高度化地図」、自車位置や周辺情報をリアルタイムに把握するための「センサー」、それらの情報を随時更新・配信する「ネットワークシステム」などの検討、開発が進められており、なかでもセンサーはレベルの高い自動運転を実現するために不可欠なキーデバイスと言われています。

「3D-LiDAR」を搭載したセンシングイメージの図解

「3D-LiDAR」を搭載したセンシングイメージ

LiDARシステムによる高度化地図生成用データ

LiDARシステムで収集した3次元点群地図データ(上)と道路白線地図データ(下)

パイオニアが開発中の走行空間センサー「3D-LiDAR(ライダー)」は、3次元レーザースキャナを使って数十m先の物体の距離や幅を3次元で詳細に検出し、そこから物体認識まで行うことができます。車道の凸凹や白線の位置なども把握でき、光ディスクの読み取り技術や既存設備を活用したことで、従来よりも低コストで製造が可能です。現在、原理検証試作を完了しており、高性能/小型/低コスト化に向けて開発と車載実証実験を開始。2018年頃に一般車両向けの製品化を目指しています。

そのため、地図整備子会社のインクリメントP株式会社と共に、2016年中に「3D-LiDAR」を搭載した地図整備車両による高度化地図の整備に着手し、将来は「3D-LiDAR」を搭載した一般車両からも周辺情報をリアルタイムに収集して地図データを差分処理するシステムを構築する予定です。

今回のパイオニアとHEREの合意は、HEREが保有する自動運転/高度運転支援向け地図と、パイオニアとインクリメントPが開発中の「3D-LiDAR」で整備を目指す高度化地図データとの連携についての協議を目的としたものです。協業の時期など詳細については、今後の協議で決められます。

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※ヘッダの画像はイメージです。本文中の画像提供:パイオニア株式会社