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用語集

衛星測位

測位衛星が発信した電波を受信機が受け取るまでの時間を正確に計測することで、その衛星と受信機の間の距離を計算することができます。いろいろな方向にある受信機の正確な位置座標を知るには、4機以上の衛星からの電波を同時受信する必要があります。

衛星測位システム

複数機の測位衛星、衛星を管理する地上局、及び利用者の受信機から構成されるシステムのことで、衛星測位システムによって利用者は、正確な位置を計算することができ、正確な時刻を知ることができます。

仰角

上空にある物体を見るとき、地平線からの角度が仰角で天頂が90度です。天頂に近い角度ほど高仰角となります。

準天頂軌道

人工衛星が日本上空に長く留まるように設定された軌道で、世界地図と重ねると日本からオセアニアにかけて、上(日本側)が小さい、非対称の8の字を描くように見えます。ただし実際には、地球の自転軸に対して少し傾いた楕円の軌道を、地球の自転と同じ周期で巡っています。

静止衛星

地球の自転と同じ周期で公転しているため、一点に留まっているように見える人工衛星。日本の準天頂衛星システムでは、静止衛星もその一翼を担います。

電離層/電離層遅延

地球大気の上層部にある、原子や分子から電子が分離した(電離した)状態にある層が電離層です。この領域を通過する衛星からの電波は、電離層中の電子の影響によって速度が遅くなるため、測位の際は電波遅延による誤差の補整が不可欠です。

電離層による電波遅延のイメージ図。

電離層誤差低減による測位精度向上のイメージ図

2周波測位

衛星から異なる2つの周波数の電波を発信して行う測位の方法です。2周波にすることで、電波の電離層遅延の影響が解析できるようになり、誤差補正が可能になることから、従来の1周波の測位に比べて測位の精度を高めることができます。

マルチパス

電波がまっすぐに届くだけでなく、山やビルなどに反射して、複数のルートを通って伝播するのがマルチパスです。反射した電波は、到達までにわずかな遅れを生じますが、遅れの時間の分だけ「遠い」と計測されるため、衛星測位においては、正確な測位を乱す要因の1つになっています。

マルチパスの低減で誤差が少なくなり、測位精度が向上するイメージ図

DOP

Dilution of Precisionの略。直訳すると「精度の希釈」。測位精度劣化係数とも呼ばれています。衛星測位においては、特定方向に衛星が偏った状態の時、DOPの値は大きくなり、測位の精度は落ちることになります。一方、衛星がまんべんなく天空に散らばっている時(DOPが小さい時)、測位の精度は向上します。

GPS

Global Positioning Systemの略。米国によって運用される衛星測位システムで、位置座標の特定などに多用されています。常時30機を超えるGPS衛星が地球全土をカバーするように周回しています。

GLONASS

ロシアの衛星測位サービスで、「全地球航法衛星システム」の略称。独自のシステム、波長で運用されているため、GPSとは互換性がありません。