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「人とくるまのテクノロジー展」に出展された衛星測位の技術

2016年05月31日

自動車業界の第一線で活躍する技術者・研究者のための自動車技術の専門展として20年以上の歴史をもつ「自動車技術展:人とくるまのテクノロジー展」(主催・公益社団法人自動車技術会)。先週5月25~27日に横浜市のパシフィコ横浜で、横浜地区の展示会が行われました。
3日間で83,875名の来場者が訪れる大規模な開催となった今年の数多くの出展の中から、衛星測位に関連した技術や製品・サービスのいくつかを紹介します。

1)株式会社東陽テクニカ

伊HI-TEC社・実車走行試験用ロボット「NaviControl」

伊HI-TEC社・GPS制御 実車走行試験用ロボット「NaviControl」

衝突試験に耐えうる堅牢さ

衝突試験の様子(提供:株式会社東陽テクニカ)

ハンドルやアクセルなどを機械で操作し、設定したコースで自動運転を行わせる、脱着式のロボットシステム。悪路での長時間走行など人間には過酷なテストドライブを代行します。急ブレーキ、横転、衝突などを想定し非常に堅牢に作られており、「実車衝突によるガードレールの強度確認」など、人間では行えないような危険な試験での使用実績もあります。

2)VBOX JAPAN株式会社

英Racelogic社「VBOX ADAS Test System」

英Racelogic社「VBOX ADAS Test System」

マルチGNSSに対応し、最大100Hz(1秒間に100回)の位置情報出力を行う高精度GPSロガー。英国でカーレースの周回タイム計測のニーズから生まれたシステムであり、自動車開発の現場で多数使用されています。

3)株式会社バイオスシステム

自動車安全装備の評価システム「RTK車間距離計」

自動車安全装備の評価システム「RTK車間距離計」

RTK法(Realtime Kinematic、固定点の補正データを移動局に送信してリアルタイムで位置を測定する方法)は通常、固定された基準局と移動局で行われますが、これを2台の車両の間で行うことで、走行しながらの車間距離を求めるシステムです。ミリ波レーダーやACC(Adaptive Cruise Control、定速走行・車間距離制御機能)の開発に必須となる、その瞬間その瞬間の正確な車間距離の情報が得られます。

車間距離 概要図

(提供:株式会社バイオスシステム)

4)株式会社ZMP

高精度位置計測ソリューション「RTK Position-Z」

高精度位置計測ソリューション「RTK Position-Z」

マルチGNSS対応の機器とソフトウェア一式をまとめたRTK法による高精度位置計測システム。基地局と移動局間はインターネットまたは無線(Zigbee)でリンクし、最大16台まで同時計測が可能なシステムです。

システム構成

(提供:株式会社ZMP)

5)アイサンテクノロジー株式会社

アイサンテクノロジー株式会社の展示ブース

自動運転や運転支援システム向けの高精度地図データベースの作成フローや、その作成システムであるMMS(モバイル・マッピング・システム)のほか、先頃発表されたみちびき対応の高精度3次元地図計測UAV(Unmanned aerial vehicle、自律型無人飛行機)「Winser」などをパネルとビデオで紹介。

アイサンテクノロジー株式会社の展示ブース

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