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阪神都市圏交通事故リスクマネジメント研究会がリスク軽減を考慮したアプリ提供

2018年03月07日

学識経験者やカーナビ会社、自動車会社、損保会社、高速道路会社などで構成され、阪神高速道路株式会社が事務局を務める「阪神都市圏交通事故リスクマネジメント研究会」は、事故リスクデータを活用した交通安全の実現に向けた研究を行っています。現在は京阪神地区の事故発生地点の整備・リスク分析に取り組んでおり、事故注意地点(事故多発地点)の整備と併せて、整備データの活用による安全運転への啓蒙活動も進めています。

阪神高速の事故に注意すべき約60カ所で注意喚起

── 「転ばぬ先のナビ」(ゼンリンデータコム)

同研究会はこの研究の一環として、阪神高速上の注意喚起を行うAndroid向けの無料カーナビアプリ「転ばぬ先のナビ」(通称:ころナビ)を試験的に提供しています。高速道路上の約60カ所の事故注意地点で、画面表示と発話による危険箇所の注意喚起を行うもので、阪神高速道路株式会社が提供した事故注意地点をもとに、株式会社ゼンリンデータコムがアプリを制作し、昨年12月から試験的に提供中です。

「転ばぬ先のナビ」画面例

(C)2017 ZENRIN DataCom CO., LTD.

このアプリは、自動更新による最新の地図表示や、リアルタイムの交通状況(VICS渋滞情報/規制情報)の提供、交差点や分岐での音声案内、方面看板や交差点拡大図による誘導案内など、本格的なカーナビアプリの機能も備えています。

事故注意地点は、過去の事故データを当日の気象状況や運転者の性別、年代、「日常的に運転をする職業かどうか」といった要素を分類して整備します。同アプリにて阪神高速道路を含むルート案内を利用する場合、事故注意地点に近づくと運転者の性別・年代・職業に合わせて危険地点を通知音と音声で案内することが可能です。

推奨ルートに事故リスクを考慮した経路を表示

── 「NAVITIMEドライブサポーター」(ナビタイムジャパン)

同じく同研究会の研究の一環として、株式会社ナビタイムジャパンが提供するiOS/Androidアプリ「NAVITIMEドライブサポーター」で表示される「推奨ルート」について、従来項目の「時間」「料金」に加えて、一般道を含めた各道路の事故発生確率を公益財団法人交通事故総合分析センター(ITARDA=イタルダ)などのデータをもとに推定し、「事故リスク」として経路選択時における指標として考慮するサービスを、昨年12月より試験的に提供しています。

「NAVITIMEドライブサポーター」の画面例

事故リスクモデル考慮前(左)と後(右)の経路比較

これにより、従来の経路案内では考慮されなかった安全性を加味したルート案内が実施され、より事故発生確率が低く安全な経路を提示できる可能性が検討されることとなります。

事故リスクを考慮したナビ

事故リスクを考慮したナビ(画像提供:阪神都市圏交通事故リスクマネジメント研究会)

同研究会では、こうしたアプリの提供を実証実験として行い、その結果を分析して、より効果的な事故リスクを考慮した経路案内の研究を進める方針で、阪神高速道路を含めた地域全体の事故の削減を目指しています。

参照サイト

※ヘッダの画像は、イメージです。本文画像提供:株式会社ゼンリンデータコム/株式会社ナビタイムジャパン/阪神都市圏交通事故リスクマネジメント研究会