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プレイバック2015(2)ドローン

2015年12月28日

今年も多くのニュースが世の中をにぎわせました。人々の関心を集めたニュースの中には、衛星測位やみちびきと関わりの深い言葉も少なからずありました。
当ウェブサイトでお届けした関連のトピックスを、世の中の関心を集めたいくつかのキーワードでまとめ、1日1テーマずつ、改めて紹介する企画です。2回目の今日は、「ドローン」を取り上げます。

2015年新語・流行語大賞で「ドローン」がトップテン入り

「ドローン」という言葉は、2015年の新語・流行語大賞トップテンにも選ばれました。マルチコプター型UAV(Unmanned aerial vehicle、自律型無人飛行機)を指すものとして広く認知されました。
軽量で大容量のリチウムイオンバッテリーの登場や、モーターやセンサーの小型軽量化、そして情報を処理するCPUの高性能化と制御アルゴリズムの進化で、マルチコプター型UAVは一気に活躍の場を拡大しました。12月10日の改正航空法施行によりUAVの飛行ルールが明確化され、ビジネス利用への道も開けてきました。

国土交通省(ウェブサイト画像)

マルチコプター型のドローンなどUAV(自律型無人飛行機)の飛行ルールを定めた改正航空法が、12月10日から施行されました。(関連ニュース、12月10日掲載)

 

農業や防災、火山監視などの分野で実証実験

3次元空間での位置把握がリアルタイムで可能となる衛星測位システムは、もともと飛翔体と非常に親和性が高いシステムです。防災監視や測量などのミッションとどう組み合わせて効果を上げていくかについて、実証実験や試験飛行が活発に行われました。当ウェブサイトでは農業や防災、火山監視などの分野での実証実験や利用事例などを紹介してきました。

神奈川県:さがみロボット産業特区(ウェブサイト画像)

神奈川県が生活支援ロボットの実証実験企画を全国から募集・支援する「公募型『ロボット実証実験支援事業』」で、応募23件から14件を採択。(関連ニュース、8月17日掲載)

神奈川県:箱根・大涌谷情報(ウェブサイト画像)

神奈川県が7月29日、箱根町大涌谷の火口に調査用カメラを載せた小型の無人航空機(ドローン)を飛行させて撮影。(関連ニュース、8月13日掲載)

国土地理院(ウェブサイト画像)

国土地理院が、5月末に新岳が爆発的に噴火した「口永良部島」の空中写真の写真判読結果を発表。(関連ニュース、7月31日掲載)

国立情報学研究所(ウェブサイト画像)

JAXA/九州大学/農研機構が共同で取り組むドローンを農業に利用する研究が、文科省の科学研究費助成事業として採択。(関連ニュース、6月8日掲載)

 

「測量」は、早期のビジネス利用に高い期待

さらに、早期のビジネス利用に期待の高まる分野が「測量」です。従来の機器や手法で必要とされていた作業コストや作業期間が、マルチコプター型UAVを利用することで画期的に削減できる見通しが得られています。

株式会社パスコ(ウェブサイト画像)

パスコが、土地造成の工事現場でUAVを使って測量し、そのデータを工事の進捗管理に適用する実証実験を実施。(関連ニュース、12月12日掲載)

アイサンテクノロジー株式会社(ウェブサイト画像)

アイサンテクノロジーとプロドローンが、高精度な3次元地図計測用として開発中の測量用UAV試作機の飛行実証実験を実施(関連ニュース、11月18・24日掲載)

現場で取材したアイサンテクノロジーの測量型UAVは、実験機ということもあり、もともとUAVに付属していたGPS受信機に加え、みちびき対応のGNSS受信機と、レーザースキャナーの精密時刻同期用GPS受信機の計3台のGNSS受信機を搭載していました。UAVの安全な飛行と効率的な利用に、衛星測位はますます欠かせないものとなっていきます。

(次回に続く)

※画像は、国土交通省、神奈川県、国土地理院、国立情報学研究所、株式会社パスコ、アイサンテクノロジー株式会社のウェブサイトより

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