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[報告] Japan Drone 2021にみちびき展示ブースを出展

2021年06月14日

一般社団法人日本UAS産業振興協議会（JUIDA）が主催するドローンに関する総合展示会「Japan Drone 2021」が、6月14～16日まで千葉・幕張メッセで開催されました。6回目を迎えた今年は、無人航空機に加えて水中ドローンや人を乗せるドローン、無人ヨットなどさまざまな機体が会場に展示されました。

幕張メッセの展示会場

対応ドローンなどを展示し、みちびきの最新情報を紹介

準天頂衛星システムサービス株式会社も展示ブースを出展しました。昨年度の公募実証でセンチメータ級測位補強サービス（CLAS）対応受信機を搭載して農業や物流への活用を検証した2社のドローンの実機を展示すると共に、ドローン関連実証映像の上映、対応受信機等の展示を行いました。また、今年度中に打ち上げが予定される「みちびき初号機後継機」と同様の形状となる予定のみちびき2・4号機衛星の機体模型（1/48サイズ）も展示しました。

準天頂衛星システムサービスの展示ブース

みちびきの機体模型

肥料散布用ドローン「TSV-AH2」（東光鉄工）

東光鉄工株式会社による、CLAS対応受信機を搭載した肥料の精密散布を行うためのドローンで、実証実験ではRTK方式ドローンと同等の飛行性能を発揮できることが確認されました。

海上物流ドローン「E6106FLMP」（イームズロボティクス）

イームズロボティクス株式会社の海上物流ドローンで、CLAS対応受信機とLTE-RTK受信機の両方を搭載し、補完し合うことで高精度の測位を実現しました。実証実験では、サブメータ級測位補強サービス（SLAS）対応受信機を着陸位置の誘導装置として使用し、飛行中に目的地を変更する試験も併せて行いました。

CLAS対応受信機「AQLOC-Light」（三菱電機）

三菱電機株式会社のCLAS対応受信機で、測位衛星の信号を受信できない場所でも内蔵のジャイロと車速パルスにより自律測位を実現できます。

CLAS／MADOCA対応「MJ-2014-GM4」（マゼランシステムズジャパン）

マゼランシステムズジャパン株式会社のマルチGNSS受信モジュールで、みちびきやGPSのほか、GLONASSやGalileo、BeiDouの信号にも対応しています。みちびきのL6信号については、CLAS（センチメータ級測位補強サービス）とMADOCA（高精度測位補正技術）の2方式に対応しています。

Cohac∞ Chronosphere-L6II／Cohac∞ QZNEO（コア）

Cohac∞ Chronosphere-L6II

Cohac∞ QZNEO

株式会社コアのマルチGNSS受信機Cohac∞シリーズ。Chronosphere-L6II（左）は、みちびき、GPS、GLONASS、Galileoの4つの衛星測位システムに対応した受信機で、小型軽量のためドローンへの搭載が可能です。みちびきは、センチメータ級測位補強サービスに対応しています。
また、QZNEO（右）は、みちびき、GPS、GLONASS、Galileo、BeiDouの5つの衛星測位システムに対応した受信機で、みちびきは、L1C/AとL2Cの2周波に対応（衛星測位サービス）するほか、L1S信号にも対応しており、サブメータ級測位補強サービス（SLAS）や災害・危機管理通報サービス（災危通報）を受信可能です。