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[報告] IMO第7回NCSR小委員会でQZSSに関わる審議を実施

2020年02月06日

2020年1月15~24日、英国ロンドンにおいて国際海事機関(IMO=International Maritime Organization)の第7回航行安全・無線通信・捜索救助小委員会(NCSR=Sub-Committee on Navigation, Communications and Search and Rescue 7)が開催されました。

国際連合の専門機関であるIMO、ロンドンにある本部の外観

国際連合の専門機関であるIMO、ロンドンにある本部の外観

日本は、みちびき(QZSS=Quasi-Zenith Satellite System、準天頂衛星システム)の船舶での国際的な利用を目的に、QZSSの全世界無線航法システム(WWRNS=World-Wide Radio Navigation System)としての認証と、対応する船舶用受信機の性能基準策定について、2018年のIMO第99回海上安全委員会(MSC=Maritime Safety Committee 99)で提案し、2020~21年の2年間、NCSR小委員会で審議されることが決定していました。今回のNCSR 7では、そのQZSSに関わる日本の提案が議題の1つとなっており、第1回目の審議が実施されました。

メインホールで行われた審議の様子

メインホールで行われた審議の様子

QZSSのWWRNSとしての認証、及び船舶用QZSS受信機性能基準の策定

日本からWWRNS認証のためのQZSSの説明資料と船舶用QZSS受信機性能基準書案の2つの文書について説明し、参加各国・団体から意見が述べられました。

QZSSのWWRNSとしての認証においては、特にアジア諸国から賛同する意見が多く挙げられました。次回NCSR 8(2021年1月頃)に、精度の評価結果等の追加情報を提出し、MSC104(2021年6月頃)での採択を目指し作業を継続します。

船舶用QZSS受信機の性能基準書案は、専門のワーキンググループに審議が移され、軽微な修正を行った後に最終化され、NCSR小委員会で承認されました。当該性能基準案は、MSC102(2020年5月頃)で採択される予定です。

QZSS以外のGNSS/RNSSの状況として、GPS、GLONASS、Galileo、BeiDouについてはWWRNSの認証、及び対応する船舶用受信機の性能基準策定は完了しており、インドのIRNSS(NAVIC)も今回のNCSR 7で2回目の審議が完了し、MSC102で採択される見込みとなっています。

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