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[報告] みちびき、G空間EXPO 2023に出展

2023年12月11日

地理空間情報をテーマとしたイベント「G空間EXPO 2023」が2023年11月7、8日の2日間、東京・港区の東京都立産業貿易センター浜松町館5階の展示スペースで開催されました。G空間EXPOは、地理空間情報を高度に活用するG空間社会の実現に向け、産学官が連携して地理空間情報と衛星測位の利活用を推進する場となるよう毎年行われており、イベントを主催するG空間EXPO運営協議会には、国土地理院やJAXA(宇宙航空研究開発機構)、測量関係団体などと共に内閣府宇宙開発戦略推進事務局も加わっています。

テープカットで華やかに開会式

風木局長

内閣府宇宙開発戦略推進事務局の風木淳局長

テープカット

開会式のテープカット(右端が風木局長)

多数の来場者でにぎわう「みちびき展示ブース」

みちびきブース

みちびきブースの壁面

内閣府宇宙開発戦略推進事務局と準天頂衛星システムサービス株式会社は共同でブースを出展しました。当日はみちびきに関心をもつ多くの来場者が訪れ、展示された製品とカタログを見比べたり、解説パネルに見入ったりしている姿が多く見られました。低価格化しているCLAS(センチメータ級測位補強サービス)やMADOCA-PPP(高精度測位補強サービス)対応モジュールや受信機への関心も高く、新製品の前で多くの人が足を止めて熱心に見入っていました。

展示ブース

多数の来場者でにぎわう展示ブース

ブース入口付近では、みちびきのCLAS対応のGNSS受信機を搭載したVTOLカイトプレーン「不死鳥」(先端ロボティクス財団)や、海洋モニタリングを行うためのCLAS対応波浪観測機器「みちびき海象ブイ」(ブルーオーシャン研究所)、みちびきの災危通報に対応したデジタルサイネージ用STB「Signadia」(ジェイアール東日本企画)、コアのCLAS対応インフラ点検ドローン「ChronoSky PF2」などを展示しました。

展示品4点(組み合わせ)

先端ロボティクス財団の「不死鳥」(左上)、コアの「ChronoSky PF2」(右上)、ジェイアール東日本企画の「Signadia」(左下)、ブルーオーシャン研究所の「海象ブイ」(右下)

みちびきのSLAS(サブメータ級測位補強サービス)に対応した製品では、N-Sports Tracking Labのスポーツ競技支援システム「HAWKCAST」、KISの水道メーター検針システム「Smart検針」、エゾウィンの農作業管理システム「レポサク」、テクタイトのゴルフナビゲーション「ShotNavi Evolve Pro Touch」「ShotNavi Granz」などを展示しました。また、災危通報(災害・危機管理通報サービス)に対応したパナソニックのETC2.0車載器「CY-ET2620GD」や、MADOCA-PPPに対応した高精度衛星測位ソフトウェア(NECソリューションイノベータ)も展示しました。

展示コーナー3社(組み合わせ)

NECソリューションイノベータの高精度衛星測位ソフトウェア(左)、エゾウィンの「レポサク」(中央)、KISの「Smart検針」(右)

展示コーナー3社(組み合わせ)

N-Sports Tracking Labの「HAWKCAST」(左)、パナソニックのETC2.0車載器(中央)、テクタイトの「ShotNavi Evolve Pro Touch」「ShotNavi Granz」(右)

CLASに対応した受信機は、1)マゼランシステムズジャパンの受信モジュール「Regulus」及び評価キット「MJ-3021-GM4-QZS-IMU」、2)ビズステーションのアンテナ一体型受信機「RWX.DC」及び単体の受信機「RWC.DC」「RWS.DCM」「RWM.DC」、3)コアの「Cohac∞ Ten」やMDOCA(高精度測位補強サービス)にも対応した「Cohac∞ Ten+」、4)三菱電機の受信モジュール「AQLOC-TB01」及び受信機「AQLOC-Light」、5)セプテントリオの「AsteRx SB3 CLAS」及び評価キット「Mosaic Go CLAS」、6)ユーブブロックスの評価キット「NEO-D9C+ZED-F9P」を展示しました。
また、SLASに対応した受信機は、7)コアの受信機「Cohac∞ QZNEO」や、8)フォルテのGNSSトラッカー「FB2003」「FB2020」を展示しました。

受信機展示(組み合わせ)

みちびきの高精度測位に対応した受信機を多数展示

来賓のブース来訪(組み合わせ)

みちびきブースを訪れた新藤義孝経済再生担当大臣(左上)、石田真敏衆議院議員(右上)、江島潔参議院議員(左下)、地図をテーマに基調講演を行った俳優の石原良純氏(右下)

レフィクシアがみちびき対応受信機をプレゼン

LRTK Pro2

レフィクシアの「LRTK Pro2」

みちびきブースでは、レフィクシアのCLAS対応アンテナ一体型受信機「LRTK Pro2」も測量用ポールの先端に取り付けた状態で展示しました。バッテリーやMEMS加速度センサー、ログ保存用のメモリなどを一体化した受信機で、ポールを傾けた状態でもポール先端の座標を正確に取得できる傾斜補正機能を搭載しています。

高安氏

LRTK Pro2を手に持って説明する高安氏

レフィクシア株式会社は、みちびきブースのほかに自社ブースも出展しており、CLAS対応受信機「LRTK Pro2」やクラウドサービス「LRTKクラウド」などを展示しました。また、初日にメインステージで行われたベンダーフォーラムに同社の高安基大代表取締役が登壇し、LRTK Pro2の特徴を紹介しました。

講演風景

ベンダーフォーラムでのレフィクシアの講演

イチBizアワードで「レポサク」が最優秀賞

新藤大臣

イチBizアワード冒頭で来賓として挨拶する新藤大臣

初日の11月7日にはメインステージで地理空間情報を用いたビジネスアイデアコンテスト「イチBizアワード」の最終プレゼンも行われ、みちびきのSLAS対応GNSSトラッカーを活用した農業管理システム「レポサク」を提供するエゾウィン株式会社の大野宏代表取締役CEOが登壇してプレゼンした結果、同社の「レポサク ─ 未来につなぐ農業DX/車両と圃場の管理システム」が最優秀賞を獲得しました。

大野氏のプレゼン

「レポサク」プレゼンの様子(左)、エゾウィン大野氏(右)

審査員を務めた一般社団法人コード・フォー・ジャパンの関治之代表理事は、「シガーソケットに差すだけで、作業車の場所や作業の進捗が分かるという利用者目線のサービス設計が素晴らしい」と講評し、エゾウィンの大野氏も「受賞できたのは自分の力だけではなく、地元の農家の方のおかげであり、まだまだ課題は多いが、引き続き開発を続けていきます」と受賞の喜びを語りました。

集合写真

受賞者の集合写真

会場には、国土交通省や国土地理院、総務省統計局、航空測量会社などのほか、位置情報サービスやGISソリューション、人流データや衛星データを提供する企業など、地理空間情報に関連したさまざまな企業のブースが並びました。
さらに地理空間情報の利活用に関するさまざまな取り組みやアイデア、サービスなどを発表する「Geoアクティビティコンテスト」の出展コーナーも設けられ、高校生や大学生など若い世代の姿も多く見られました。

参照サイト

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