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[報告] 人吉市で衛星安否確認サービスを活用した防災訓練

2015年10月03日

準天頂衛星システムサービス株式会社は、熊本県南部に位置する人吉市が2015年8月末に行った総合防災訓練に参加し、みちびきの衛星安否確認サービスQ-ANPIを活用した情報収集と状況把握の検証を行いました。

訓練に臨むスタッフ

人吉下球磨消防本部の資機材輸送車

総合防災訓練の様子

市役所別館の駐車場に設置された災害対策本部

「防災の日」を2日後に控えた8月30日、人吉市は、人吉盆地の南縁に沿って市内に分布する活断層「人吉盆地南縁断層」付近を震源とする震度6弱の地震が発生したとの想定で総合防災訓練を実施しました。メイン会場となった市役所別館の駐車場に災害対策本部が設置され、参加者は、避難指示の発令後、甚大な被害が次々と明らかになるとの状況下で本番さながらの訓練に取り組みました。

みちびきを利用した訓練では、「地震による断裂と土砂崩れで一部集落が孤立し、地上インフラが倒壊、破損して地上回線による通信が途絶した」という設定のもと、衛星安否確認サービスにより情報収集と状況把握に臨みました。衛星安否確認端末をスマートフォンで代替し、みちびきの代替は3G/LTE通信で実施。安否確認端末と情報収集サーバにおけるユーザインターフェイスの検証や、情報収集項目の確認、運用面での課題抽出などを行いました。

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