コンテンツです

位置情報でアウトドアライフを後押しする登山者向けコミュニティ「YAMAP」

2015年07月15日

少し前に「山ガール」という言葉が流行しましたが、2016年から新たに8月11日が「山の日」として祝日に加わることになり、山登りの人気は今後ますます上がりそうです。そんな時代に注目を集めているのが、登山者向けの地図アプリ「YAMAP」(ヤマップ)です。単なる地図アプリの機能だけでなく、ユーザー同士で情報を交換し、事前に下調べをしたり、山登りのルートや写真などを記録して共有できるなど、登山者のためのSNS的なツールでもあります。スマートフォンのGPS機能を使った新しい位置情報の活用例の1つとして、YAMAPの特徴を紹介します。

慣れない登山も位置情報でガイドできる

しくみ図

YAMAPのしくみ(公式サイトより)

最近はトレッキング専用のGPSデバイスが一般化していますが、登山用GPSは数万~10万円近くするものまであり、初心者が買うには値が張ります。そうした際にYAMAPの地図アプリを使えば、スマートフォンに搭載されたGPS機能を使って、携帯電話の電波が届かない山中でも現在位置を確認することができます。携帯の電波が届かなくてもGPSの位置情報で自分の場所を表示できる。それなら最初からスマホに地図情報をダウンロードしておけば位置も分かるのでは、という発想です。もちろん電池切れなどの万が一に備えて、登山やアウトドア活動には、ダウンロードした地図データを紙に印刷して持ち歩くことも必須です。

Webサイトでユーザーと情報を共有できる

YAMAPでは、通った登山ルート、活動時間、登山中に撮影した写真など、登山の思い出や体験、おすすめコースなどを専用サイトに記録し、他のユーザーと共有できます。お気に入りの登山道具を紹介したり、登山仲間を探すコミュニティページもあり、登山を通して多くの人と交流したい人のプラットフォームとしての役割も果たしています。

また、登山やアウトドアに限らず、地震などの災害が起こって携帯の電波が届かなくなった時でも、あらかじめ地図がダウンロードしてあれば、GPS機能を使って現在位置を確認することができます。登山用に加えて「災害用都市部の地図」をダウンロードしておけば、災害で公共交通機関がストップしてしまい、歩いて帰宅しなければならなくなった...という場合でも、YAMAPを活用できます。
GPS機能を活用した手軽な地図アプリであり、スマホから紙に出力して使えるハイブリッド地図でもある。そして、記録を通して山ガール、山ボーイたちのSNSコミュニティが拡がるという多様な機能を併せ持つサービスといえます。

参照サイト

※ヘッダの画像はイメージです。

関連記事