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[実証] 衛星測位における太陽フレアの影響とSLASの効果

2018年10月11日

<目的>
2017年9月6日に発生した大規模な太陽フレアが及ぼす衛星測位への影響とSLAS(サブメータ級測位補強サービス)の効果を確認する。

<実施日>
電離圏に太陽フレアの影響が表れた2017年9月8日とその前日の9月7日の電子基準点の観測値を使用し、後処理で単独コード測位とSLAS(サブメータ級測位補強サービス)を用いた測位を実施し、その結果を確認した。(実証実施:QSS)

<使用した電子基準点>
使用した電子基準点は、平常時は電離圏の影響の少ない北海道と東京、及び電離圏の影響の大きい沖縄を選択した。

測位を行った電子基準点と準天頂衛星システム監視局

地図(北海道)

電子基準点:別海2(北海道)、監視局:札幌(北海道)

地図(関東)

電子基準点:練馬A(東京都)、監視局:常陸太田(茨城県)

地図(沖縄)

電子基準点:那覇(沖縄県)、監視局:糸満(沖縄県)

太陽フレアの影響が表れた2017年9月8日 0:00~5:00(UTC)の電離圏の状態。3:00~4:00(UTC)は本州や北海道でも太陽フレアの影響が見られる。

2017年9月8日 0:00/1:00/2:00

2017年9月8日 3:00/4:00/5:00

Receiver: JAVAD DELTA-G3T
Antenna: TPSCR.G5 GSI
Elevation Mask: 20°

Positioning accuracy Horizontal /Vertical

位置精度の広がり(グラフ)

位置精度(水平/垂直)

測位誤差(グラフ)

時間ごとの測位誤差(水平/垂直)

位置精度(表)

位置精度の平均値(水平/垂直)

3D Positioning error

時間ごとの測位誤差(グラフ)

時間ごとの測位誤差(緯度/経度/高さ)

Receiver: TRIMBLE NetR9
Antenna: TPSCR.G5 GSI
Elevation Mask: 20°

Positioning accuracy Horizontal /Vertical

位置精度の広がり(グラフ)

位置精度(水平/垂直)

測位誤差(グラフ)

時間ごとの測位誤差(水平/垂直)

位置精度(表)

位置精度の平均値(水平/垂直)

3D Positioning error

時間ごとの測位誤差(グラフ)

時間ごとの測位誤差(緯度/経度/高さ)

Receiver: TRIMBLE NetR9
Antenna: TRM59800.0 GSI
Elevation Mask: 10°

Positioning accuracy Horizontal /Vertical

位置精度の広がり(グラフ)

位置精度(水平/垂直)

測位誤差(グラフ)

時間ごとの測位誤差(水平/垂直)

位置精度(表)

位置精度の平均値(水平/垂直)

3D Positioning error

時間ごとの測位誤差(グラフ)

時間ごとの測位誤差(緯度/経度/高さ)

太陽フレアの影響が到達する前の2017年9月7日。4:00(UTC)頃は沖縄周辺で電離圏の影響が出ているが、九州より北ではあまり影響がない。

2017年9月7日 0:00/1:00/2:00

2017年9月7日 3:00/4:00/5:00

Receiver: TRIMBLE NetR9
Antenna: TPSCR.G5 GSI
Elevation Mask: 20°

[Ionospheric disturbance]

位置精度の広がり(グラフ)

位置精度(水平/垂直)

位置精度(表)

位置精度の平均値(水平/垂直)

測位誤差(グラフ)

時間ごとの測位誤差(水平/垂直)

[Ionospheric calm]

位置精度の広がり(グラフ)

位置精度(水平/垂直)

位置精度(表)

位置精度の平均値(水平/垂直)

測位誤差(グラフ)

時間ごとの測位誤差(水平/垂直)

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