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SNSで訪日外国人の消費動向を分析する「ロケーショントレンドレポート」

2016年09月27日

法務省入国管理局は9月26日、今年上半期(1~6月)に日本へ入国した外国人の数が、過去最多の約1,146万人に上るという速報値を発表しました。入国者数を国別にみると、もっとも多かったのは中国人で262万人、次いで韓国251万人、台湾209万人で、これだけで全体の約6割を占めています。下半期もこのまま増え続けると、年間で過去最多だった昨年の約1,969万人を上回り、初の2千万人に達する勢いとなっています。

こうした状況下で、株式会社トレンドExpressと株式会社ナイトレイの2社が共同で、位置情報とクチコミを掛け合わせた訪日外国人の消費動向に関するカスタマイズレポート「ロケーショントレンドレポート」の提供を、今月から開始しました。

15カ国の位置情報付きSNS投稿データを解析

株式会社トレンドExpressは、ソーシャル・ビッグデータを活用したマーケティングツールを提供している株式会社ホットリンクの子会社で、インバウンド(=海外から日本を訪れる観光客)に特化した訪日中国人の消費需要予測のレポートサービス「図解中国トレンドExpress」を発刊しているほか、訪日外国人向けインバウンド施策の提案から効果測定までを一貫して提供しています。

図解中国トレンドExpress

図解中国トレンドExpress

一方、株式会社ナイトレイは、ロケーションインテリジェンスを活用した位置情報ビジネスを手がけており、SNSの位置情報解析をもとに訪日外国人の観光行動を分析するツール「inbound insight」を提供しています。

inbound insight

inbound insight

両社が共同で開発した「ロケーショントレンドレポート」は、ナイトレイが保有する訪日外国人及び日本人のSNS解析データやデータビジュアライズのノウハウと、ホットリンクが保有する訪日外国人のSNS分析やレポート作成のノウハウを組み合わせた、インバウンド需要に関するカスタマイズレポートです。

調査対象となるSNSは、Twitter及び中国の「新浪微博(Sina Weibo)」で、調査対象となる国は、中国、台湾、香港、韓国、タイ、シンガポール、フィリピン、マレーシア、インドネシア、インド、アメリカ、オーストラリア、イギリス、スペイン、フランスの計15カ国です。

どの国の人が「どこ」で「何」を投稿したか

TwitterなどのSNSには、投稿時にスマートフォンの衛星測位機能を利用して位置情報を付加する機能があります。そして、このような位置情報付きの投稿を分析することで、マーケティングに役立つさまざまな情報を入手できます。最近ではこのようなSNS解析を訪日外国人の行動分析や消費分析に役立てるサービスが増えており、この「ロケーショントレンドレポート」もその1つです。

このレポートでは、「どの国」の訪日客が「どこ」で「何について」SNS上に投稿したかを収集し、分析します。それによって、より的確で詳細なインバウンド需要を把握することができ、効率的な施策が可能となります。また、変化の激しいインバウンド市場において、精度の高いマーケティングレポートをタイムリーに提供することで、機会損失を防ぎ、新たなビジネスも創造できます。

顧客は日本企業を想定しており、その要望に応じてさまざまな分析を提供します。たとえば書き込み件数の推移や、評判ポジネガ分析、領域分類分析、関連語キーワードランキング、人気スポットランキングなどの分析を行います。料金は、データ期間や調査対象の国数によって変動しますが、100万円からとしています。

参照サイト

※ヘッダの画像はイメージです。本文画像提供:株式会社ホットリンク/株式会社ナイトレイ

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