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東京都下水道局が「東京アメッシュ」スマホ版の提供を開始

2017年05月12日

これから夏にかけて降雨情報が気になる季節となりますが、東京都内の天気の急変をいち早く察知するために便利なのが、東京都下水道局が提供しているウェブサービス「東京アメッシュ」です。同サービスは4月15日から、衛星測位機能にも対応したスマートフォン版の提供を開始しました。このスマートフォン版は、東京を中心とした広範囲の降雨情報をウェブブラウザ上でリアルタイムで見られるもので、iOS 10以降またはAndroid 4.4以降のスマートデバイスに対応しています。

「東京アメッシュ」スマホ版の画面イメージ

雨の強さを150m四方ごとに10段階に色分け

都内ほぼ全域で表示メッシュを150m、雨の強さを10段階に色分けすることで、まだ降り始めでわずかな雨しか降っていない場所の状況も細かく把握できます。また、過去の履歴を表示する機能があり、2時間前から現在までの降雨状況を5分ごとにアニメーションにして再生することも可能です。

今回、スマートフォン版を提供するに当たって、PC版とはインターフェイスを変えてスマートデバイスに適した操作性および視認性を実現すると共に、スマートフォン内蔵のGPSによる現在地表示を可能にしました。さらに、現在地だけでなく、任意の2地点を登録し、その場所の降雨状況を把握できるようになりました。

東京都下水道局では、気象情報を迅速に把握し、ポンプの運転管理に活用することを目的として、1988年に降雨情報システムを導入。その後、2002年にはウェブサイト上で(PC向け)「東京アメッシュ」として降雨情報の配信を開始し、2014年度には約7800万件ものアクセス件数を記録しました。これからの季節、外出先での突発的で局地的なゲリラ豪雨などに備えるには、最適なサービスの一つと言えるのではないでしょうか。

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