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安価な専用端末とスマホを組み合わせた見守りサービス「otta」

2016年10月26日

小中学生の子どもを持つ保護者や、高齢者を持つ家族にとって、無事学校に着いたかどうか、現在どこにいるかというのは大きな心配事の1つです。スマートフォンや携帯電話を利用して位置情報を追跡することもできますが、小学生へのスマホ普及率が低いことなどもあり、子どもやお年寄りに安価なビーコン端末を持たせる見守りサービスが注目されています。
BLE(Bluetooth Low Energy)の技術を使ったビーコンは、屋内測位やO2O(=Online to Offline、ネット上で集客して実際の店舗へと誘導する仕組み)マーケティングなどのサービスに活用されており、ビーコン自体は衛星測位機能を持ちませんが、スマートフォンの衛星測位機能と組み合わせることで、位置情報を活用した行動記録が可能となります。

見守り人のスマホを経由して位置情報を記録

株式会社ottaが提供する見守りサービス「otta(オッタ)」は、子どもや高齢者が身に付ける専用端末「otta.b」に対して、位置情報が分かる仕組みを加えたサービスです。

仕組み概要図

見守りサービス「otta」の仕組み

「otta.b」にはビーコンが内蔵されており、微弱電波で端末固有の情報を発信し続けます。この「otta.b」に、専用アプリ「otta」をインストールしたスマートフォンが近づくと、そのスマホが自動的に自分の位置情報をottaのサーバーに送信します。この「専用アプリを導入したスマホを持つユーザー」が「見守り人」と呼ばれます。街中を行き交う不特定多数の「見守り人」が所有するスマートフォンを経由することで、その位置情報を記録できるという仕組みです。

見守りサービス「otta」の仕組み(イラスト)

「見守り人」のスマホは、専用端末「otta.b」の情報をサーバーに送り出すだけで、個別の情報はスマホ内に残しません。「見守り人」はスマホを持ち歩くだけで、何も操作する必要はなく、あくまで見守るだけの存在です。(「見守り人」のスマホに加え、学校、公共施設、商店街など民間施設や家庭に設置された固定の検知端末からも「otta.b」の情報をサーバーに送信します。)

防犯ブザー機能を搭載した専用端末

専用端末「otta.b」

専用端末「otta.b」は、直径46mm、重さ25gと軽量・コンパクトで、ランドセルに取り付けても邪魔になりません。保護等級がIPX5の防水仕様で、最長2年の電池寿命を実現しています。また、85dbの大音量ブザーが鳴る機能も搭載しており、既存の防犯ブザーの代わりに使うこともできます。色はブルー、イエロー、ピンクとカラフルでシンプルなデザインで、だれもが手軽に使用できます。

また、保護者が確認したい場所や時間を登録しておけば、位置情報を通知する機能も搭載しています。これにより、専用端末「otta.b」を持つ人の行動記録が可能となり、トラブル発生時に迅速に対応することができます。このほか、「otta.b」に対応するiOS/Androidアプリもダウンロード可能で、管理画面と見守り機能の両方を兼ね備えたアプリと、見守り機能のみのアプリが用意されています。

参照サイト

関連情報

※ヘッダ及び本文画像提供:株式会社otta

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